前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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157. 学園祭 3

 

 

 

いつもなら僕の頭を撫でてくるか抱きしめてくる流れだが、紗夜(さや)は民衆環視とあり微笑むだけで留める、TPOを弁えてて好感度が高い

 

 

冬彩(かずさ)さんは、どうしますか?」

 

「私は・・・」

 

 

何故か少し息の荒い冬彩に声を掛けると、彼女はポーズのリクエストを述べたのだが、少し僕は困惑してしまう

 

だが、冬彩が自らの意思でリクエストしてきているので無碍に出来ないので、彼女のリクエスト通りに冬彩がハートマークの片割れを、僕がグッジョブをして写真を撮る

 

 

「あの・・・冬彩さん? 本当にこれで良いんですか? 紗夜ちゃんと同じで良かったんじゃ?」

 

「いえ、これで良いのですカナリアさん。私には恐れ多いですし」

 

 

「そうですか? 紗夜ちゃんにも言いましたけど、写真ぐらい いつでも撮りますよ?」

 

 

「ありがとうございます、そのお気持ちだけで私は幸せです」

 

 

なんというか、キッチリと線を引かれた様で少し寂しい様な気持ちになったけど、よくよく考えたら冬彩は僕の視聴者で紗夜の専属メイド、公私混同を是としない性格だったな、と思い いつか普通に仲良くなれたら良いなぁと思う

 

 

それから2人を元の席に再度案内すると、コーヒーセットが配膳されていたので、2人と軽く言葉を交わして離れ、お客が帰った席の片付けをして待機中の新しいお客を席に案内をして注文をとる、あとはこれの繰り返しと言いたい所だったけど、紗夜がメイドツーショット権を注文した事で、チラホラ注文が入り、僕だけ撮影会みたいになり出す

 

その結果、なぜか三鶴(みつる)がカメラマンをし出して燈が整理をして効率よく撮影会が進む様に運営しだした、君ら今日はおやすみじゃないのかね?

 

 

その後、ツーショット撮影会に集中していて気付いたら用心棒待機席にガタイの良過ぎる見慣れたマッチョと僕と同じ金髪碧眼の美魔女が雀晴(すばる)と談笑しているのが見えたので、断りを入れ一旦ツーショット撮影会を停止して3人の元へ歩み寄る

 

 

「お父さん、お母さん、休み取れたんだね?」

 

 

「俺は半休だよカナリア、その服 よく似合ってるぞ?」

 

「ありがとう、お父さん」

 

「私は中抜けね、今日は面倒だけど会議があるのよ。その代わり雀晴を置いて行くから、安心してね?カナリア」

 

 

「うん、うん? ありがとう?」

 

 

ガタイが良過ぎてスーツがパツンパツンの我が父 鶖斗(しゅうと)の言葉に微笑むと、母の謎の次男の人権無視な発言に微妙な返事を返す

 

 

にしても、父よ また身体を育ててしまったのか? それとも普段着ないから適当なサイズを買っていたのかな?

 

 

まぁいいか、父にも用心棒をしてもらう事にしよう、こんなに強そうな人が居たら変な気を起こす人もいないだろうし

 

 

「雀晴ちゃんも1人じゃ暇だろうし、お父さんも暫く此処に座っててくれない?」

 

 

「雀晴に聞いたけど、用心棒だろ? 構わないぞ? 半休だし・・・アルエットもお前の写真欲しそうだしな」

 

 

「お願いね、あなた」

 

「おう」

 

 

僕と母に甘い父から言質を取ることに成功し、僕は中断していたツーショット撮影会を再開していく

 

 

途中で気付いたが、明らかにメイド喫茶(仮)で飲食してる人数よりツーショット撮影会の人数の方が超過していて、複数回 僕とツーショットを撮ってる人もいた

 

 

これはツーショット撮影権を注文した人が言い広めたのだろうな、多分

 

 

そんなこんなで2時間程ツーショット撮影会が続き列が途切れたので、委員長やクラスメイトにお願いして、少し休憩させてもらう事にし、用心棒席で雀晴の隣に座り、アイスココアを飲んで失った体力を回復させる

 

 

「大盛況だな? メイド喫茶、ツーショット撮影会もだけど」

 

 

五月七日(つゆり)教官、やはりカナリアちゃんの可愛さは万国共通なんですよ」

 

 

「なるほど、それなら仕方ないな」

 

 

「・・・そんなバカな」

 

 

父と燈が、よく分からない事を言い共感しだしたのを見てポツリ呟く、そんな都合の良い訳ないだろう、そう思ったのだった

 

 

 

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