前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
マリアの説得力しかない有り難いお言葉を頂戴して、依頼したガリュー用追加武装について軽く打ち合わせをしてから、その日は帰宅して次の日は家でゴロゴロしながらB級映画鑑賞をして過ごす
たまにはダラダラしないとね?うん
そんなこんなで月曜日から木曜日まで勉学に励み、夜に修学旅行へ持っていくキャリーバッグを改めて確認し、中身に変化が無いかを確認する
「下着セット良し、寝巻き良し、着替え良し、制服の予備も良し、と」
一旦全部キャリーバッグから出して自室の床へ並べて異変の有無を確認しておく、そうじゃないと母が寝巻きをすり替えていたりするからね、うん
小学生の時に有ったんだ、そんな事件がさ
本当に油断も隙も無いよね
そんな訳で隅々までしっかりと確認してから収納魔法を使用して物理的に触れない様に対策してから就寝する
翌朝起床し支度を済ませて、一旦登校して時間になったらバスに乗り込み出発する予定だったので、いつもの様に愛車に跨り登校して教室で、クラスメイトに抱き締められたり抱き上げられたり熱烈な挨拶をされつつ、されるがまま身を委ねる
この内の大半は、僕とグループが違うから悲しみを感じるしね?
「アレ?カナリアちゃん、荷物は?」
「僕は収納魔法使えるから、収納してるんだ」
「へぇ〜便利だね」
「便利ではあるけど、完全に魔力量依存だから収納可能量と時間は人それぞれなんだよね」
「そうなんだ、因みにカナリアちゃんはどれぐらいなの?」
「え? ん〜今の所は150kgまでなら無限に行けるかな? 消費量より生成量が上回ってるし」
クラスメイトの膝に乗せられながら尋ねられた質問へ返答すると、そんな事を言われる
確かに収納魔法は便利だけど、物の出し入れは数秒間完全停止状態を維持しないとダメだったり、重量上限も無限にとはいかないし、どういうシステムか分からないが、窃盗などに使用したら感知されて家に警察が来るらしい
あと生き物も収納出来ない
便利だが万能では無いのが収納魔法なのだ
そんな訳で担任の先生がやってきてホームルームが始まり、今日のスケジュールを再度告知されたり、パスポートを所持しているかの確認をされる
大切だよね、パスポートの確認、無かったら飛行機乗れないからね、うん
ホームルームの後、息をする様に僕を膝に乗せるクラスメイトに再びされるがまま身を任せ雑談をする
そんなこんな時間になり、流石に運搬されるのは気が引けたので自分の足で歩き、やたら広くて謎だった校門付近に停車しているバスの乗務員にキャリーケースを渡して積み込んで貰いバスへ乗り込むと、なんか勝ち誇った顔のクラスメイトが僕の隣へ座る、多分 彼女は何かに勝利したんだろう、うん
そういえば、お金の両替はどうするんだろう? 話半分くらいで聞いてたから聞き逃してるや
まぁ流石にクレジットカードは持ってないけど、国際ブランドのデビットカードは有るし、おばあちゃんとかから貰ったお小遣いの残りが有るから一応 僕は大丈夫だけどね?
日本の空港で両替するのか、それともベルカの空港で両替するのか、どっちだろう?
「両替とかどうするか、覚えてる?」
「両替? 確かベルカに着いたらする予定だったかな? でも、大半は しないんじゃない? みんな何かしらのカード持ってると思うし」
「あー・・・なるほど?」
隣に座るクラスメイトへ尋ねると、彼女は嫌な顔せずに答えてくれる
そうだよね、君ら社長子息子女だもんね? お小遣いなり自分で稼いだなりした お金を使う為のクレジットなりデビットなりあるよね、うん
僕も最近は現金を最低限にしてキャッシュレス化してるしね?
本当、便利な世の中になった物だなぁ
さてさて、今回の修学旅行は一体どんな旅になるのかな、楽しみだ