前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
バスで隣に座るクラスメイト改め、ニナと雑談をしつつバスに小1時間程揺られて空港へと到着する
ニナは終始ニコニコしていたので、修学旅行を楽しんでいるんだろう
車酔いとかしないタイプで良かったね
ここだけの話、許されるならば愛車で空港まで走りたかったのは秘密だ
そんな訳でバスを降りて各々の荷物を持って空港内へ入る、約2ヶ月半振りの国際線のある空港なので、特に目新しい物もないし先生が先導しているから迷子になる事もない
「各班の班長はチケットを受け取りに来て〜」
搭乗カウンターの前に事前に決められたグループで整列させられてから、担任の先生の呼び掛けに列から各班の班長が搭乗チケットを受け取りに行く
僕達のグループの班長はハジメと言う娘で、長身のモデルみたいな綺麗な娘だったりする
「貰って来た〜」
「お疲れ様」
「おつ〜」
「お疲れ」
「ご苦労様、褒めて差し上げますわ」
「アンタは何処ぞのお嬢様か?」
「そうよ」
ハジメが搭乗チケットを受け取って、僕達の所へ戻ってきたので労うのだが、斑鳩独自の鉄板のおふざけが入り軽く湧く
この如何にもなお嬢様をしているのはシホと言う名の正真正銘 華族を先祖に持つ由緒正しいお嬢様で、ハジメとは幼馴染らしい
仲の良い同性の幼馴染、僕も欲しかったなぁ
僕って、こんなだから女の子と遊ぶのって あまり合わなかったから居ないんだよね、うん
ハジメとシホの仲の良い漫才を羨ましく眺めていると
「グループ事に登場手続きを済ませてな〜、搭乗開始まで2時間はあるけど、余裕を持って行動する様に」
「んじゃ荷物預けて少し探索しますか」
「そうね」
「だね」
「この空港、何か有ったっけ?」
担任の先生の言葉を聞き、ハジメが言い僕達が好き好きに返事をしたりする
最後に空港に何があるか呟いたのはミコトと言う娘で、例に漏れず彼女も社長令嬢だったりする
なんというか、本当 社長令嬢に囲まれてるなぁ僕
そんな訳で僕を含めて この5人が修学旅行で行動するグループメンバーだ
統率力が高くてリーダーのハジメ
空気を読んで話を上手く纏めるサブリーダーのニナ
電子機器類に強い情報収集担当のミコト
相手が誰でも臆せずに交渉出来る胆力を持つシホ
そして禄に役に立たなそうな僕と言うバランスの良いグループだ
うん、本当に僕が役に立たないなコレ
まぁ修学旅行は学ぶ場だから、特に気を張らずに楽しんで行こう
共通語の通訳ぐらいしか役目は無いだろうけどね?
そんな訳で受付カウンターでキャリーバッグを預けて、空港内を軽く散策する事にした
「搭乗開始時間が約2時間後、待合ロビー集合が40分前までだから、1時間ぐらいなら大丈夫だね」
「そうね、とはいえ出発前に荷物を増やせないし、見て回るか買ってもオヤツとか少量が良いわね」
「飲み物とか液体は機内に持ち込めない筈だから、あまり量も買えない、かな?」
ハジメがリーダー力を遺憾無く発揮して時間配分を呟くとシホが続き、ニナが締める
3人と比べて自己主張が控え目なミコトと、事なかれ主義の僕は少し会話に置いてかれ気味だけど、まぁ良いだろう、多分
そんなことでゾロゾロと移動を開始し、空港内のお土産屋やクレーンゲームを眺める
「日本が誇る国際空港なだけ有って広いね、端から端まで隈なく見て回るのに1日掛かりそう」
「下手したら迷子になりそうね」
「昔、シホと旅行 行った時、行きの空港で迷子なったよね? 覚えてる?」
「そんな事も有ったわね」
僕の小並感な言葉にシホが同意してくれ、ハジメが思い出した様に思い出を口にし、シホが軽く笑いながら言う
やっぱり幼馴染って良いな、僕も欲しかったけど、今更作れないし、仕方ない
そんな訳で、空港が広過ぎるので あまり遠くまでは探索せずに、手頃なカフェでお茶をする事になった
コーヒーも甘ければ美味しく飲めて良いよね?
カナリア グループ一覧
班長 ハジメ
副班長 ニナ
情報収集担当 ミコト
交渉担当 シホ