前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
修学旅行初日は移動がメインとなっている関係で、ベルカに点在する巡礼の石碑や観光地を少し巡ってから、早めに宿へ到着する
「ふぅん、やっぱりお金がある学校だから泊まるホテルも高い所なんだなぁ」
バスから降りた僕は、見るからにリゾートホテルな今日の宿を見上げて呟く
シュナウファー家のテレビから流れてきたCMで見た事のあるリゾートホテルが目の前にあるので、少し感動しつつも1泊の宿泊費の値段も知っているので、
それからハジメ達とホテル前で記念撮影をして、ホテルのロビーへ入り若宮ギルド並に広い事に少し驚く
「あ、コンビニあるよ」
「本当だ」
「24時間営業だね」
ハジメが そう言い指を指した方を見るとコンビニがあり、どうやら24時間営業の様だ
その隣にはお土産屋も有り、なかなか良い配置をしている様に思う
「アレなんだろう? ATM?」
「なんだろう? アーケードゲームの筐体にも見えるけど・・・」
「一台だけでは不自然よね」
「確かに」
お土産屋の前にある謎の筐体(仮)を見つけて、呟くと僕以外の娘も分からない様で、あーでもないこーでもない と予想を口にする
「とりあえず部屋の鍵貰って荷物置いてからだね」
「そうね、夕食まで自由時間があるし、散策はそれからにしましょう」
「いぎなーし」
話が纏まりハジメが部屋の鍵を先生から受け取り僕達の所に戻って来たので、彼女を先頭に少し混み合っているエレベーターに乗って上階へ上がる
「景色良い〜」
「本当ね」
「はへぇ〜」
今日宿泊する部屋に辿り着き、中に入り適当は場所にキャリーバッグを置いてハジメとシホがバルコニー? ベランダ? に出て、そう言うので僕も続き出て景色を見てみると、物凄く良くて感嘆の声が漏れてしまう
「どこも対して変わらないと思うけれど、希望のベッドはある?」
「僕? 僕は何処でも良いけど・・・その3つ横並びの真ん中かな、出入りしやすそうだし」
「おっけー」
ニナが何故か僕に尋ねて来たので、色々と察して答えるとサムズアップして僕以外の4人が今日何回目かのジャンケン大会を開催し始めたけど、見なかった事にして、何となくテレビをつけてみる
チャンネルをグルグルと巡ると天気予報が有ったので見ると、とりあえず今日・明日・明後日は晴れの予報だったので、予報が外れない事を祈っておく
「収穫祭かぁ、そう言えば何年か前に おばあちゃん達に連れて行ってもらったっけ」
天気予報が終わり、ニュース番組へ変わって もうすぐ収穫祭の季節らしく、その準備をしている とニュースを読み上げるキャスターを見て、思い出す
そういえば長期休みでは無かったけど、何でベルカに来たんだっけ? んー覚えて無いけど、収穫祭の催しは結構楽しかったのは覚えている
「なんか面白いの有る?」
「え? 特には無いかな? とりあえず明日は晴れの予報だったよ」
「そっか、天気予報ぐらいは何とかわかるけど、ニュースはサッパリだもんね」
「うん? そんな事ないけど・・・」
「え?」
「え?」
ジャンケン大会が終わった様で、ニナが僕に話し掛けてきたのだが、なんか認識の齟齬が発生している様な気がする
「えっと、カナリアちゃんって・・・」
「うん、共通語なら不自由なく読み書き会話出来るよ? なんなら日本語の方が難しいまである」
「すっご!」
「いやいや、僕の お母さんベルカ人だし、おばあちゃん家に遊びに来てたから会話出来ない方が不思議だと思うんだけど・・・」
「そんな謙遜しなくても良いよ〜」
「謙遜してないんだけどなぁ」
ニナは何でか過剰に僕を評価し、僕を抱きしめてくる、本当に何故?
やってたら覚えられるのが人間と言う生き物で、僕は小さい頃から日本とベルカを行き来してたから習得してるだけなんだよね、うん