前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
キュクノスは自分の母であるハイデマリーに叱られ、少し嫌な表情をして直ぐに
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僕をハイデマリーに差し出して、僕を生贄にして逃げる作戦を取ったので、呆れてしまう
これは暫くは甘やかさない様にしよう
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ハイデマリーはキュクノスから僕を受け取り、キュクノスへ説教を始めようとした瞬間、彼は脱兎のごとく逃走してハイデマリーから遠ざかる
僕を受け取らなかったら、キュクノスを追えたよ? と思いはするが、言うのは野暮なので言わないでおく
メンバーにも説明しないとだしね?
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なんか少し渋々といった表情で、ハイデマリーは頷き僕は漸く解放される
別に嫌じゃないし慣れてはいるけど、流石に衆人環視では遠慮したいのである
「あー・・・ウチの従兄がゴメンね?」
「私達は大丈夫だけど・・・その人も親戚?」
「うん、おばさんだよ。具体的に言えば、さっき逃走したチャラ男の母親でもある」
「そ、そうなんだ」
「なんでキュクノスが居たかは僕も知らないけどね?」
多分、色々と言いたい事はあるだろうけど、言葉にならない様子のメンバーを見て、やはりキュクノスには暫く厳しくしようと決意する
「あの子には、後でキッチリお説教しておきますので」
「よろしくね、マリーおばさん」
メガネ美人のハイデマリーが流暢な日本語でメンバーへ告げると、メンバーの目が点になっていたので、僕が代わりにお願いしておくと、彼女は微笑み頷く
「他の皆さんも待っていますし、そろそろ行きましょうか」
「そうだね」
「「「「は、はい」」」」
まだ衝撃が抜けきっていないメンバーの背中を軽く押して整列して待っている皆んなの元へ向かう
さほど離れていないので1分も掛からずに合流し、ハイデマリーが先生達に謝罪しているのが見える
うん、キュクノスには罰が必要かも知れない
「では、今からエルドランド大教会 及び 聖域を見て回ります、自由に散策出来るように日本語が話せるガイドをお願いしていますので、ガイドの方の言う事をしっかりと聞いて失礼の無い様に」
学年主任の先生が僕達生徒に説明して、グループ毎に呼んでガイドをつけて送り出して行く
エルドランド大教会所属の修道士なら聖域のアレコレを熟知しているし、通訳も出来て一石二鳥以上に便利だと思う
そんな事を考えつつ視界の端に映るハイデマリーに叱られ、何か告げられてションボリしているキュクノスが見えたが、彼の自業自得なので見なかった事にする
なんやかんや人数が多いので、僕達のグループが呼ばれるまで少しかかったが、呼ばれたのでガイドと合流したのだが、メンバーの表情が見るからに警戒した物になっているが、ガイドは気にせずにニコニコと彼女達に手を振って無害アピールしている
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彼女達が警戒するのも仕方ない、目の前にキュクノスと同じ顔をしたチャラ男がいるのだから
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「この人は、キュクノスの双子の兄で、チャラく見えるけどキュクノスほどチャラくないから安心して?」
「あれ? 俺、貶されてない?」
僕が促すとシュヴァーンは自己紹介するが、メンバーの警戒した表情は少ししか薄まらない
これはシュヴァーンは悪くない、全てキュクノスが悪い、うんキュクノスが悪い