前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
シュヴァーンのイケメンムーブでメンバーの体力が回復したので、聖堂の中へと向かう途中で、衛兵に挨拶をしてから中へ入る
「聖堂内は撮影禁止だからね」
「りょーかい」
「分かりました」
「少し残念」
「郷に入れば郷に従え、的な?」
「ルールはルール、守らないと私達だけじゃないくて日本人は〜って言われるのよね」
シュヴァーンの言葉に各々聞き分けよく返事を返す、チラホラ
「中央に見える唯一の石像が、聖導教会の主神であるイオン様、神代の時代にはイオン様が男神であったか、女神であったかは知られていたらしいけど、幾度の戦乱と文明の転換で今では不明になっているよ」
「確かに、どちらにも見えるわね」
「案外両性だったりして? 自由自在に性転換する神様も居るらしいし」
「・・・確かに?」
ガイドとして仕事を果たすシュヴァーンの説明に、シホとミコトがコメントしたのを聞いて、妙に納得する
少し罰当たりかもしれないけれど、イオン様はジェンダーフリーな存在なのだ、見た目も声も全てが中性で僕は見極められていない
修学旅行でなければ、イオン様へ挨拶に伺うのが礼儀だとは思うが、此処で幽体離脱する訳にはいかないので、軽く祈るだけにしておく
「
[
「
共通語でイオン様へ謝罪をすると、目の前にイオン様からのお言葉がポップしてきたので、お礼を言う
イオン様は、僕達を見守ってくださっている、これは裏切る行動を取れないね
「それじゃぁ、次に行こうか」
「うん、修道騎士のエリアだっけ?」
「そそ、みんな良い人だよ。まぁキュクノスには苦い思い出がある場所ではあるかもだけど」
「なにやったのさ、キュクノス」
僕とシュヴァーンの真似をして祈っていたメンバーへシュヴァーンが、次へ行くと声を掛けてきたので、僕が彼に尋ねると何とも嫌な予感しかしない事をシュヴァーンが言う
「あー・・・まぁ、色々とな? 」
「・・・おっけー、なんか察した」
「本当、おばさん譲りで賢いな」
シュヴァーンが濁した言い方をしたので、多分おばあちゃんからのシゴキから逃げたり、そんな辺りだろうと察していうと、シュヴァーンは僕を過大評価して頭を撫でてくる
いや、本当に基準値が低いんだよね、うん
その後、私も私もとメンバーにも順番に撫でられて修道騎士のエリアへやって来た
やはり1番最初は訓練所の様で、道沿いに訓練所の横を進む
「危ないから、その柵から先に手足顔を出さない様に、その柵までは防護結界が張られてるからさ」
「へぇ、そんなのもあるんだね」
「日本じゃ馴染み薄いかもだけど、オーシアやベルカじゃメジャーなモノで、運動出来る場所には大抵ある」
「そうなのかぁ〜」
シュヴァーンの言葉を聞き、確かに そうか と納得する
ベルカやオーシアじゃ、9割の人が何かしらの魔法を日常的に使っている訳だしね?
魔法の練習をしたい人向けに公園とかに設置されていても不思議じゃない
「ん? 丁度 新兵訓練してるみたいだ」
「アレが新兵訓練か・・・あれ? なんかコッチ見てない?」
「え? 本当だ、訓練教官がコッチ見てる。なんだろか?」
竹刀っぽい物を持って新兵へゲキを飛ばして訓練所の壁際を走らせている、炎の様な鮮やかな赤毛の女性が僕達をガン見してきている事に気付いてしまい、シュヴァーンに尋ねるが彼にも分からない様だ
まぁ分からないのも当たり前だから、シュヴァーンを責めないけども
訓練教官がコチラを見てるのは謎だ、うん