前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
僕向きでは無いビームランチャーの導入についてマリアへ相談を続ける為に僕は、理由を話す
「ダンジョン攻略では、必ずしも機動性が求められる訳では無いので、場面によっては、使うメリットがあると思います」
「確かに そうだね? 壁抜きすれば脱出出来る場面ならメリットもあるね、場合によってはC4より効果的だし」
「流石はマリアさん、その通りです」
やはりマリアは僕と同じでロマンが実益を兼ねてる事が分かる人間の様で、少し感動する
「ビームランチャーだけなら、既製品を少し改造するだけだから新造するより早く完成すると思うよ」
「そうなんですか? 僕、そう言う工作とか機械弄りは サッパリなので」
「その考え方、好感を持てるよ。カナリアちゃん」
マリアは、なぜか僕にサムズアップをして笑む、なぜに?
僕は単に、自分が出来ない事の難易度が高いと思っているから、マリア技術力が凄いと思って言っただけなんだけど
これはアレかな? バイク屋とかで、無茶苦茶な事を言ってくる迷惑客みたいな事を言わないから、みたいな?
うん、評価の基準点が低いよ?マリア
「取り寄せてからになるから、ん〜正味2週間ぐらいで渡せると思うよ」
「そんなに急がなくて大丈夫ですよ?」
「11層攻略に使えたら楽になるでしょ? 」
「それは、そうですけど」
何と言うか、相変わらず 善意の圧の強いマリアに何も言えず同意してしまうと
「あ、そうそう。ガリュー用の武装の試作品が間も無く到着する予定だから」
「お願いしていたヤツですね、ありがとうございます・・・ん? 到着する?」
「うん、ちょっと頑張り過ぎちゃって、この仮設アトリエじゃ機材がなくて作れなくてね、ちょっとリューネのアトリエにいるハルにお願いしててさ」
「なるほど?」
テヘペロしてマリアは僕に説明してくれる、そのハルなる人物も技術者の様だ
リューネのアトリエと言う事は、マリア自身のアトリエだろうから、そのハルの事をよほど信用していなければ、他人に自分のアトリエで作業をさせたりしないだろうし、信用・信頼のおける人物なのだろう
そんなことを考えて自己解釈していると、アトリエの扉がノックされマリアの返事を聞いてから開き
「
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ギターケースサイズのケースを背負い、金髪に青メッシュが入ってて浅黒い肌の細マッチョがアトリエに入って来て、マリアと言葉を交わす
見た目がサーファーとかにいそうな見た目をしているけど、多分この人がハルの様だ
そんな訳でリューネ語がよく分からないので、見守っていると
「カナリアちゃん、彼は私の彼氏 兼 技術者のハロルド」
「
「え? 彼氏? え?」
「意外だった? まぁそうかもね〜」
「
何を言っているかは、分からないが雰囲気を察するにマリアの事で謝罪している様で、彼は見た目に反して真面目な人の様だ
「ハルの先祖は第1次統合騒乱で滅んだ砂漠の国の出身らしくてね、色黒なのは その影響だよ。見た目チャラそうだけど真面目でね、学年3位をキープするぐらいに努力家だったんだ」
「そうなんですね? あ、僕はカナリアと言います」
「
軽くハルの事を聞き、自己紹介して彼と握手をかわす
よい職人の手をしている気がする