前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
その後、ワカモに火を見てもらい夕食と他諸々を購入しに一度キャンプ地から離れて、1時間程で戻ると何故かヘンリとマリアが寸胴鍋の前に居座っていて少し驚いたが、まぁ良いかと気持ちを切り替え夕食を食す
煮込み始めて10時間が経過し出汁が完成したので、出来上がった混合骨出汁を使って乾燥中華麺と暇を持て余して制作したスープの素を使いラーメンを完成させて、3人に振る舞うと好評だったので余った出汁やスープの素は、綺麗な容器に入れてアイテムポーチに入れて保管し、帰宅して熟睡して のんびり休日を過ごして月曜日の放課後、僕は
なんかワカモを事務所で召喚して荷物の積載と、なんかの説明を渚がワカモにしていたけど、なんだろう?
そんな訳で、僕の隣でアイテムバッグから赤に点滅する杭状のナニカを地面に撃ち込んでいるワカモを横目にしつつ待つ
「お待たせ、変な感覚だわ」
「え? 紗夜ちゃん? 」
「これは凄いな、流石は篠原グループ。資金力が段違いだ」
「訳がわからないよ」
1層入り口からモビルスーツのコスプレをした様な人が現れて、僕達へ声を掛けてきたのだが、その声が紗夜で僕は驚いてしまったのだが、ワカモは知っていたのか、サラッと流して そんな事を言うので訳がわからなくなってしまう
「ふふ、今から説明するわね? 今 貴女の目の前には私が操作しているUAVが居るの」
「UAVですか? 確か遠隔操作型無人機の事でしたっけ?」
「定義的には無人航空機だけれど、面倒だからUAVと呼んでいるわ」
「あ、はい」
旧地球で存在していた無人航空機は、空を縦横無尽に飛び回る飛行型モンスターに対して有効とは言えず、建造コストと撃墜率の帳尻が合わなくて衰退してしまった
まぁ有人機でヴァンツァーなんて完成され実績があるパワードスーツがあるのだから、衰退しても仕方ないよね? うん
それに日本を始めとした旧地球国以外の大国3国にUAVの必要性が低いし
「私は今、事務所の1室に設置した操縦席でUAVを操縦しているの」
「なるほど、
「そう言う事、建前は慢性的な探索者不足解消の緩和って言った所ね」
「建前、ですか」
外観が鉄血モビルスーツみたいにカドカドしてるUAVを長めつつ、紗夜の言葉に相槌を打つ
なんか、本音の部分がくだらなそうな気がするけど、大丈夫かな?
「件のカヅキさん が作ったから実地試験のデータが欲しいって所でしょうね? お祖母様の考えそうな事よ」
「ははは・・・ノーコメントで」
紗夜は呆れた様な物言いで言うので、僕は愛想笑いで返してノーコメントを告げる
「ワカモちゃんにお願いしているのは中継機の打設よ、専用の暗号通信を使用しているから、今まで使っていた共用中継機ではダメなの」
「そういえばカメラドローンとかが使えるのは、そう言う事だったんですね」
「そう言うことよ」
今まで気にしていなかった通信環境の事に気付き、少し賢くなった
いやぁ本当、よくよく考えたらおかしい状態だった事を認識したなぁうん
「立花博士が開発・実用化しケーネ先生が普及させた生体躯体技術を応用してUAVを開発したそうよ」
「結果グレーゾーンな気がするんですけど?」
「お祖母様だし、合法にしている筈よ」
生体躯体とは、人工的に製造した身体の代替品の事だ
現行の医療技術では、仮に四肢を欠損しようとも再生させて完全に元通りにする事が出来る
しかし、生来障害を有している場合は再生しても障害が継続する事になってしまうが、生体躯体にすげ替える事で障害を取り払う事も可能だ
それこそ全身麻痺の患者の脳を躯体へ移植して動き回れる様にしたり、とかだ
もちろん、法律でガッチガチに縛られてはいるのだけど