前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなトンデモ技術を使えば人造人間なんて簡単に製造出来てしまうのが今の世界な訳で、生体躯体技術を転用したUAVをカヅキさん(仮)は開発した訳だ
流石はクローン、脳味噌の作りがオリジナルの
やばい事態になったら、リューネ王族や立花家に対処して貰おう、そうしよう
「小難しい話は このくらいにして、これからは私もUAVを使ってカナリアちゃんのパーティに参加するわ」
「え? 僕は構いませんけど、忙しいのでは?」
「大丈夫よ、渚も居るし スタッフも増えて負担は減ってるもの、それにライブ配信自体も毎日じゃ無い訳だし?」
「紗夜ちゃんが、大丈夫なら僕は構いませんけど・・・無理しないでくださいね?」
「ありがとう、カナリアちゃん」
僕の言葉に紗夜は嬉しそうな声色で言う、UAVだから表情は分からないけど、嬉しそうな雰囲気は分かる
「それじゃぁ行きましょうか、中継機の打設を現在最新到達層までしないといけないし」
「そうですね、行きましょう」
「中継機の打設は吾に任せて、主は紗夜の護衛をしてくれ」
「了解、よろしくね? ワカモ」
「任せよ」
どう言う技術かは分からないが、何も無い空間からグレイズのライフルを模したと思われる火器を手元に出現させて紗夜が言ったので、彼女に同意して1層の攻略を開始する
「このUAVにはヴァンツァーと同様の量子変換機能と保管領域を有しているの、だから何も無い空間から武装を出し入れする事が出来るのよ」
「なるほど、通りで」
「収納魔法を科学技術で再現する何て、物凄い執念よね」
「そうですね」
僕が紗夜の2歩前に出て反響定位で索敵しながら、UAVの説明を聞き相槌を打つ
やっぱり立花博士は転生者らしい転生者の様で、アニメや漫画・小説に出てくる技術を再現した様だ
僕の様な木端転生者が知っている作品だし、再現出来る技術があれば再現したくなるのが、人の業と言う物だろう、多分
「とりあえず今登録されている武装は、リニアライフルとバトルアックス、バックラーシールドが それぞれ1つずつね」
「最低限って感じですね」
「そうね、まぁ試作機だし仕方ないのかも知れないわね」
「テストの成果次第では武装が増える可能性もある訳ですね」
「ロマンがありますね」
「そうね」
個人的には、シンプルな方が扱い易いと思うのでUAVの武装は これぐらいで良いのかも知れない
と言うか、僕もUAVを操縦してみたい
やっぱりモビルスーツとか、ロボットを操縦するのってロマンじゃない? 特に僕はガンダムとかマクロスとか好きで、ガンプラとか作るぐらいだし
今の技術力が有ればガンダムやバルキリーを完全再現出来るのだろうけど、しないのは恐らく理由があるのだろう、多分
「リニアライフルは単発・2点バースト・フルバーストの3つのモードが選択出来るみたいね、反動対策かしら?」
「グリップもありますし、命中精度は高そうですね」
「そうだと嬉しいのだけれど」
試作機と言う事で、紗夜はUAVの性能を疑っている様で、楽観視した物言いをせずに少し厳しく品定めしている様だ
正直、UAVは安くないだろうから、使える性能でないと 購入者が困るは困る
逆に、性能が良ければ量産されてダンジョン攻略が賑わって景気が良い方向に進んでいくかもしれない、それは良い事なので是非とも量産して欲しい
「ひとまずは、ダンジョンモンスターに どの程度通用するか、ですね」
「そうね、表層で躓く様だとダンジョン攻略に使えないものね」
「その通りです」
層を経る事にダンジョンモンスターは強く・硬くなる傾向にある、だから表層でモンスターを撃破出来なければ困る
最低でも40層まではリニアライフルが通用してくれないと、お先真っ暗だろう、と僕は思う