前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんなUAVの説明をしてもらいながら1時間経たずに1層を難なく踏破して、2層へ歩を進める
「所で紗夜ちゃん、そのUAVって名称無いんですか?」
「開発コードがあるわね、オオトリよ」
「了解しました」
紗夜に尋ねると、彼女は快く答えてくれ開発コードを知る事ができた
なんか金ピカモビルスーツのバックパックみたいな名前だなぁとか思いつつ返事を返す
それから特に接敵もせずに2層の半分ぐらいまで進んだ頃、反響定位に反応を感知する
「モンスター・・・オオカミですね」
「コチラのレーダーにも反応があるわね、数は1」
「肩慣らしに紗夜ちゃん、どうぞ」
「了解、やってみるわ」
オオトリは見るからに硬そうなので、2層のモンスター程度に致命傷を負うことは無いだろうと思い、紗夜へオオカミを譲り 肩慣らしをしてもらう事にした
モンスターとの戦闘にも慣れて貰わないと、僕もカバー出来るか分からないしね?
「接敵まで2秒・・・今です」
「そこよ!」
[経験値を獲得しました]
僕達の前にオオカミが飛び出してきたが、紗夜は冷静にリニアライフルのトリガーを引き、キッチリ2発オオカミに銃弾を撃ち込み撃破する
見た感じ、
蟲系や爬虫類系のモンスターにも有効か検証をしないとダメだし、無機物系・・・ゴーレム等のモンスターに有効打が与えられるかも検証必須と思われる
あと何故かは分からないが経験値を獲得できた、謎だ
「初めての討伐、どうですか?」
「悪くないわね、エイムサポートも自動的に入るし快適よ」
「それは良いですね」
珍しく年相応の無邪気な声で言う紗夜に少し、生暖かい気持ちを向けておきつつ、ドロップ品を回収してアイテムバッグへ収納し
「あと半分くらいです、行きましょう」
「そうね、行きましょう」
紗夜に声を掛けて、2層のボス部屋へ向かう
「そうそう紗夜ちゃん、オオトリのバッテリーってどれぐらい持つんですか?」
「えーっと確か新型駆動炉を搭載していて、連続稼働可能時間が・・・約170時間とカタログではなってるけど、弾薬とかの都合もあるし、戦えて せいぜい24時間じゃないかしら? 」
「あー流石に弾薬と近接武器の消耗が先にきますよね、流石に拾った棒とか木をひっこ抜いて戦う訳にはいきませんからね」
「そう言う事になるわね、それに操縦者が人間である以上、集中力を保つのに限界があるものね」
「そうですね」
その後も特に接敵したりトラブルも起こらずに2層ボス部屋へ到着し
「2層のボスは確か大蛇だった筈です、なのでよく狙えば当たりますよ紗夜ちゃん」
「そうね、頑張るわ」
「事務所に戻ったら蒲焼にしましょう、美味しかったでしょう?」
「・・・もしかして、貴女が差し入れで持ってきた 鰻重みたいな お弁当の正体だったりする?」
「そうですが・・・あれ? 言ってませんでしたっけ?」
「聞いてないわね」
「そうでしたか、無念」
確か2層攻略配信を終えて事務所に戻ったら
そういえば何肉か聞かれなかったから、言ってなかった気がしてきたな・・・ごめんね? 紗夜
「確かに、普段食べる鰻とは違うな〜とは思っていたのよ? でも市販品だからかなぁ? と思っていたのに、蛇肉だったとは・・・美味しかったけれど」
「なら、結果オーライですね? さ、ボス倒して蒲焼作って食べましょう?」
「貴女は本当に食い意地が張っているわね」
ふふふ、とお嬢様らしい笑みを溢す紗夜に言われてしまうが、まぁ事実だから否定のしようがないし、する気もない
だって、美味しい物はいっぱい食べたいじゃない?