前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
紗夜と大蛇肉について意見交換をしてから2層ボス部屋へ突入し、動きは速いが直線的な大蛇を、障壁アンカーで拘束して
僕は毎年の寒さにウンザリしながら防寒着を着用して生活している
「つい最近まで残暑で暑かったのに、やはり12月も後半になると冬って感じになるわね? 」
「そうですね、紗夜ちゃん」
「本当、寒いのが嫌いなのね、カナリアちゃん」
僕の平熱は常人より少し高いが、それとこれは関係ないので僕は紗夜に抱き枕?状態になって彼女から熱供給をして貰っている
まぁ正しくは、紗夜・
そんなこんなで季節も真冬になり、自称女子高校生の僕は冬休みへと突入した訳で、前回の事で学んだらしいヘンリの暗躍で事前に僕のスケジュールが調整され、僕は半ば誘拐状態で最寄り空港に召喚された訳だ
ん〜水曜どうでしょう? かな?
またしても、何も知らない大泉洋 的なヤツ
今回は騒音発生源であったユウカが居ないので、空港特有の雑多な音しか聞こえて来ないので、安心できる
そんな訳で前回同様
因みに渚は普通に悔しそうな表情をしていたし、冬彩も珍しく少し残念そうだった、マリアは定期的な用事でハロルドと共に既にリューネへ帰国しているので、もしかしたらリューネで会うかもしれない
そんな具合に搭乗開始時間まで時間を潰して、リューネ行きの航空機に乗り、例に漏れずファーストクラスの座席が用意されていてヘンリの説得に失敗した事を痛感しつつ、紗夜が何も言わずに慣れた様子で着座しているのを見て、やっぱり紗夜もお嬢様だなぁと改めて実感しつつ僕も着座して、相変わらずつけ辛いシートベルトを四苦八苦しながら装着して、ソコソコ長い空の旅を堪能しつつ、隣に紗夜がいるので課題の分からない所を教えて貰い、課題を消化しておく
時間は有限だから、有効活用しないとね?
それから約6時間の空の旅を経てリューネに辿り着き、前回とは違うクラシカルメイド2名に歓待され用意されていた車へ乗り、ヘンリの指示で車が走り出す
「君達に泊まって貰うのは、前回カナリアとミツルに泊まって貰ったホテルだよ、あそこは ぼく 等の息が掛かっていて色々と都合が良いからね」
「なんか、黒い事でもしてるんですか?」
「黒い人がオーナーだったけど、今は息子がオーナーしてるから大丈夫」
「・・・なるほど?」
ヘンリの説明が、あからさまに裏がありそうな言い方だったので、尋ねてみたがよく分からない返答が帰ってきた
あれ? もしかして黒い人って
確か立花博士の娘が現国王の嫁だった筈だから、なるほど 立花博士所有のホテルなら色々と都合が良いのも頷ける
「ヘンリさん、重要な事を確認したいのだけれど・・・良いかしら?」
「なに?」
「私はカナリアちゃんと、同室かしら?」
紗夜が真面目な表情でヘンリへ尋ねるので、どんな質問をするのか と思えば予想以上にくだらなくて脱力してしまう
そんなにリキむ事無いよね、うん
「紗夜が三鶴も付属されてる状態で良いなら同室に出来るよ」
「そう? なら同室で」
「おっけー」
なんだか、僕と三鶴を置き去りにして話が勝手に進んで行ってるけど、まぁ僕は気にしないし、多分三鶴も気にしないだろう
何せ三鶴は自他共に認めるシスコン、麗若き美少女が居ても僕しか見てないからね、うん
なんだか、それはそれでダメな気もしてきたけど、まぁ仕方ないよね?