前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
リーゼの熱意感じて僕は前向きに、彼女からの依頼を受ける方へ意識を向ける
フルダイブゲームはロマンを感じるしね? 技術を応用すれば、他分野にも幅広く使えるだろうし
「所で、ゲームのタイトルは、なんですか?」
「これは失礼しました、私とした事が思わず興奮してしまって伝えていませんでしたね? すみません」
「いえいえ」
僕は ふとタイトル名を聞いていない事に気付き、リーゼへ尋ねてみると彼女は、本当にウッカリしていた様子で僕へ謝罪してきたので、相槌を打ちなだめる
「タイトルは その名も・・・カルフィナボート
「カルフィナボート2? カルフィナボートって・・・確か」
「プレイヤー昏睡事件の原因となったゲーム、ね」
リーゼは、僕には無い立派な双丘を張り、ややドヤ顔気味に自信満々な様子でタイトルを口にする
カルフィナボート2、伝説のオープンワールドMMO RPG カルフィナボートの改良再販タイトル
昏睡事件が原因で、カルフィナボートはサービス終了を余儀なくされてしまったが、今でもSNS等では当時のプレイ動画や初心者向け講座などが存在しているし、たまに再リリースを求める声を発信している人がいるのを見かける
当時のカルフィナボートの総人口はゆうに国事に1000万人を超えていたらしい、単純計算で日本人の10人に1人はカルフィナボートプレイヤーと言う奴だ
とにかく人気VRMMORPGの代表の名を欲しいがままにしていた
豊富なクラスと武具装備、網羅しているのでは?と言うほどの選択可能な種族と
難攻不落のチャレンジクエストに、季節で顔色を変貌させる数多の広大なフィールド、それをシームレスに移動できるゲームシステム
プレイヤー次第でプレイスタイルが千差万別、第2の人生がカルフィナボートには有ったのだ
物理的存在である魔王の遺物が電脳世界へ侵入してくるなんて、万人が予想外であり、昏睡事件が発生するなんて誰が予想出来ただろうか?
昏睡事件の原因となった、カルフィナボートはサービス終了してしまった訳で・・・それをリメイクしてリリースしようと言う事だろう
素人の考えだけど、カルフィナボート2は成功すると思う
「原因である魔王の遺物事、カルフィナボートの基幹データは削除・廃棄されたって聞いていたのだけど・・・違ったのですか?」
「基幹データをサルベージしたのですよ、アダムが」
「んん? アダムってマリアさんの弟のアダム君ですか?」
「えぇ、私とアダムとマリアの三人掛でシンクお兄様を説得したのですよ、3方向から囲って」
「えぇぇ・・・」
僕は、そう言うのに疎いからよく分からないが、紗夜は情報を持っていた様でリーゼへ尋ねると、特に隠す気がない様でサラッと答え、不意にアダムの名前が出てきて驚いてしまい、思わず確認をするつとリーゼがそんな事を言ってきて、僕は困惑する
なに? 3方向から囲って説得って・・・
「リーゼ姉様も元カルフィナボートプレイヤーだし、再リリースを望む1人、廃人プレイヤー筆頭」
「いえいえ、私など まだまだですよ」
「海賊船(仮)の船長が出来るのは廃人プレイヤーの証拠だと思う」
「ふふ、楽しくてつい」
「お、おぉぅ・・・」
リーゼの熱量が高かったのは、元カルフィナボートのプレイヤーだったからってのもあるみたいだ
そりゃ、カルフィナボートが楽しい事を そこいらの人より知っているだろうからね、身も入るってものだろう
それにしても海賊か・・・やっぱりお姉様系の女海賊的な奴だったのかな?
なんだか、それはそれでカッコいいな、うん
僕はカルフィナボートに詳しくないからアレだけど、今からカルフィナボート2をプレイするのが楽しみだなぁ
ゲームの中なら、体格差の不利を気にせずに剣とか使えるしね?