前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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210. Re:リューネへGO シンク・ユタカ編 2

 

 

 

ユタカが のんびりとした穏やかな人であると認識した訳だけど、彼女の金色の瞳を見ていると、立花博士を思い出す・・・いや、どことなくユタカは立花(たみばな)博士と顔の作りが似ている気がする

 

「あの・・・ユタカさん、質問しても?」

 

「ん? なにかな?」

 

「立花博士と親戚だったりしますか?」

 

「親子だよ? あぁもしかして目の色? 金って珍しいよね」

 

 

ユタカは僕の質問に嫌な表情せずに、サラッと答えてくれる

 

親子か、なるほど そりゃ似る訳だ

 

 

「ユタカの内面がカヅキおばさんに似てなくて良かったよ、いやマジで」

 

「確かに私、性格はパパ寄りって言われるなぁ」

 

「ユウリおじさん は・・・まぁ悪い人では無いけど、腹の底で何考えるか分からないんだよなぁ」

 

「まぁ・・・ほら、稀代の変人のママの旦那さん出来てるぐらいだし? 」

 

 

なんとも言いたい放題な2人の様子に、ユウリと会うのが少し怖くなる・・・会うかな?

 

今回の旅の主目的はヘンリの兄妹に会う事で、立花家の面々との邂逅は あくまでも副産物に過ぎない

 

と言う事は、ユウリと会わない可能性は十二分にある、多分

 

 

「あぁすまねぇ、不安にさせたか?」

 

「ごめんね? パパはママと同じで子供の味方だから、余程救えない外道にならない限りは教育的指導で済ませるし、良い子には凄く優しいから!」

 

 

「あ、はい」

 

 

ハッとした様子で僕の方を向き、2人は僕の両サイドに移動してきて そんな事を言いながら僕の頭を撫で始める

 

ユタカはイメージ通りに優しい手付きをしてるし、シンクもイメージに反して、なかなかの技術を持っていて、侮れない

 

 

「うわぁ〜 髪の毛サラサラだ、何かケアしてるの?」

 

「いえ、特には。僕は基本的に面倒くさがりですから、母が父用に買ってきてくれているお得用のリンスインシャンプーを使ってます」

 

「何もしてないのにコレなの凄いけど・・・カナリアちゃん? 私が言うのもなんだけどさ? もう少し気を向けた方が良いんじゃないかな?」

 

 

僕の頭を撫でているユタカが そんな事を尋ねてきたので、素直に答えるとユタカは信じられないモノを見る様な表情で、僕の肩に手を置き 説得する様に言ってくる

 

彼女が言う事も分かるが、僕は先に宣言した通り基本的に面倒くさがりなので、必要に迫られない限りは実行しない

 

恋人が出来たら身嗜みに気合いを入れるのだろうが、生憎 僕には恋人は居ないし、見栄を張る人物もいない

 

服だって、我が家随一のシスコンである三鶴(みつる)と僕を溺愛しているマイマザーに任せっきりだからね、うん

 

 

因みにボディソープも父用から拝借している、肉体労働の父用のは よく洗えてサッパリ爽快感がしっくりくるからね

 

 

「ユタカが必死になるのも理解出来るな、この手触りだし勿体ない」

 

「シンクさん、分かっているわね!」

 

「兄様、よく分かってる」

 

 

僕を撫でていたシンクの言葉に、今まで大人しかった紗夜(さや)とヘンリが急に同調しだして、僕を説得する方向に話が向きそうな予感がする

 

しかし、今 僕の味方をしてくれる人間なんて此処にはいない、え? 三鶴? 三鶴は 僕が手入れをキチンとした方が良いと思ってるから、シンク達の味方をする筈なんだよね、うん

 

 

「カナリア、皆さんも そう言っているし、これを機に もう少しケアを心がけようよ」

 

「いやでも三鶴ちゃん、ブローとかは三鶴ちゃんに一任するぐらい面倒くさがりなんだよ?僕は」

 

 

「・・・そういえば昨夜、カナリアちゃん お風呂上がりに髪を三鶴さんに乾かして貰っていたわね・・・私もしたい」

 

 

「なんて?」

 

「いえ、なんでもないわよ? えぇ」

 

「そうですか?」

 

 

案の定 説得を始めた三鶴へ反論すると、紗夜が昨夜の様子を思い出したのか そんな事を言い 最後に欲望を吐露した気がしたが、誤魔化されてしまう

 

 

別に、やってくれるなら三鶴じゃなくて紗夜でも僕は構わないのだけどね?

 

まぁ流石に、信用してない人にはさせないけど

 

 

 

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