前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんとかユタカを含めた3人からの集中砲火を掻い潜り、誤魔化して次の目的地へと行く事になった
まぁ代償に今回の旅の間、僕の髪のアレコレを
「順番的には本来なら2番目のグンジョウ兄様の所なんだけど、兄様は城に居るから、最後にして 1番上の姉様に会うよ」
「僕は特に異論も無いですし、ヘンリさんにお任せします」
「ん、カナリアは良い子」
「ハードルが低過ぎる件について」
テレジアで どこでもドアを潜る前にヘンリが僕達へと説明をしてきたので、僕は気にしていない事を伝えると、彼女は 相変わらず僕を褒めてくる
いや、本当にハードルが低すぎると思う
そんな事があったが、どこでもドアを潜ると、誰もおらずヘンリは慣れた様子で勝手に部屋から出て先導していく
「あの、ヘンリさん? いくら お姉さんの家だからと勝手にウロつくのは流石に・・・」
「仕方ない、姉様が使用人を寄越してないのが悪い。それにコウしないとスケジュールがズレてしまう」
「あ、はい」
僕の言葉にヘンリは全く悪い事と思っていない様で、毅然とした表情で言われてしまったので、それ以上は何も言えなくなってしまう
今日 巡ってきた屋敷の数々と同様に立派な屋敷の中をヘンリの先導で進み、応接間らしき部屋へ辿り着き、ヘンリは無遠慮に扉を開けて中にはいる
「あ〜、待ってたよ〜」
「・・・シャナ姉様、張り切り過ぎ。なんでドレスなの?」
「え〜? だってヘンリが友達を紹介したいって言うから、あたしも おめかしして出迎えないとダメじゃない?」
金髪の如何にも王族ですよって感じの見るからに高いであろう豪華なドレス(語彙力)を身に纏った美女がニコニコと穏やかな表情と口調で、ヘンリの名前を呼び、彼女の質問へ答える
多分この人は人畜無害なタイプだが、感性が僕達一般人と少しズレてる、間違いない
「はぁ・・・ツルギ兄様は? こんな姉様を放って何処に?」
「ツルギ君? ツルギ君なら、そろそろ帰ってくる筈・・・予定より少し遅れてるね」
「そう」
いつも穏やかに微笑み、ユウカが
僕もマイペースな方だと思うけど、ヘンリに こんな表情をされた事ないからシャナ程じゃない筈だ、多分
「あたしはシャナ、ヘンリの お姉ちゃんです」
「僕はカナリア、こちらが僕の兄の
「よろしく〜」
本当に謎なのだが、シャナは自己紹介をしてドヤ顔で胸をはる、ふむふむ 母には劣るが立派な双丘を持っているなぁ、うん
シャナへ自己紹介を返して、三鶴と紗夜を紹介すると何とも調子の軽い よろしく が発せられ、何というか少し調子が狂ってしまう
見た目自体は母と同じ30代前半ぐらいに見えるが、うろ覚えだけど現国王グンジョウは3つ子で、50数歳の筈だから 目の前のシャナも50歳を超えている筈だ・・・信じがたいけど
「シャナ・・・遅かったか・・・くっ・・・」
「あ〜ツルギ君、おかえり」
背後の扉が開き、長身の日本人風男性が入室してきて、シャナの姿を見て なんか守れなかった的な表情と仕草で少し顔を俯かせて言い、シャナは特に気にする事なく、彼へ声を掛けている
この男性がツルギか・・・日本人っぽいな、顔の作りが
「ただいまシャナ、俺が もう少し早く帰宅していれば・・・すまない」
「え? なんで謝るの? なんで?」
「本当そうだよ、ツルギ兄様」
「すまない」
ツルギはシャナが座るソファに歩み寄り、彼女の前に膝を折って手を取り謝罪をし、シャナは何故 謝罪されているか分からずに首を傾げ、ヘンリがツルギへ追撃を入れ、再びツルギが謝罪をする
なんだこれ? 僕達は何を見せられているんだろう?