前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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22. カナリア ダンジョン配信者になる(強制) 2

 

 

 

僕がバイト内容を正しく理解していると、今まで黙っていた(あかり)が軽く挙手をし

 

「そろそろ良いかな? 」

 

「あ、はい。どうぞ」

 

「よし、カナリアちゃんとは面識もあるから自己紹介は省くとしてステラ・アークとギルドの窓口担当が私になったから、よろしくね? 」

 

 

「窓口、ですか?」

 

ダンジョン配信をする以上、ダンジョンへ入ったりする関係でギルドとのやり取りは発生する、それは理解できるのだが、わざわざ窓口役が必要なのか? と思い燈へ尋ねる

 

 

「ダンジョン配信をする以上は、少なからずダンジョンモンスターを討伐する事になるし、運が良ければ宝箱が見つかるかも知れない。 そういう取得物を事務所に死蔵する訳にはいかないでしょう? 」

 

 

「なるほど、取得物の売買とかの窓口役な訳ですね?」

 

 

「そういう事、あとは監査役も兼任」

 

 

「・・・お疲れ様です」

 

 

監査役って事は、外部監視者って事で恐らくは過保護な母の差金だろう、多分

 

 

いや、目の前にも過保護なマッチョの長男がいるし、流石に考え過ぎだろうか?

 

 

「次は私、かな? 初めましてカナリアちゃん、私は(たかむら) (なぎさ) 金庫番 兼 事務 兼 他色々担当、よろしく」

 

 

「あ、はい。 五月七日(つゆり) カナリアです、これからお世話になります」

 

 

「鷹先輩、この娘 可愛いっすね? 持って帰って良いすか?」

 

 

「良い訳あるか、アホ」

 

 

「えー・・・」

 

名乗った彼女に答え、僕も名乗り頭を下げると、そんな事を口走る

 

仕事の出来るクール美女かと思ったら変態美女だった、そしてまたしても鷹樹(たかき)の知り合いらしい、とりあえず身の危険を感じはしないが、物理的に彼女から距離を取っておこう、そうしよう

 

 

鷹樹にバッサリと切られ本当に残念そうにしている篁から距離を取り、軽く紗夜の後ろに隠れる様にしておき

 

 

 

「鷹ちゃんの知り合い?」

 

 

「紅谷と同じで篁も高校時代の後輩だよ・・・昔から可愛い物好きだったがロリコンを発症していたとは・・・」

 

 

「ねぇ、それ僕にも刺さるんだけど?」

 

 

鷹樹による無遠慮な言葉が僕へ突き刺さる、いやね? 確かに僕は小学生に間違われる程 小柄だし童顔だけれど、それにしたってオブラートに包んで欲しいと思う訳で・・・ねぇ?

 

 

まぁ正しい意味でなら僕はロリではあるのだけれども

 

ロリータの定義年齢は中学生ぐらいらしいし、うん

 

 

 

「ま、悪いヤツでは無い、悪いヤツでは。まぁ・・・最悪 俺が処してやるから、安心しろ」

 

 

「う、うーん・・・安心出来ないかなぁ? 」

 

 

その篁を処す時って、僕が彼女に頂かれた後になってしまうのではなかろうか? うん、信じているぞ 長男!!

 

 

燈が 『そろそろ私は仕事に戻るねぇ〜』と事務所を去るのを見送り、僕へ邪な目線を送ってくる篁を紗夜を盾にしつつ横目に鷹樹の方を向き

 

 

「ねぇ鷹ちゃん、気になってる事なんだけどさ? なんで紗夜(さや)さんと契約したの? 今までスカウトされてたでしょ?」

 

 

「あー・・・まぁぶっちゃけると、今まで個人で案件とか処理してきたけど、正直首が回らなくなってきてな? 今までは友達にスタッフとしてやってもらって来たけど、税金関係とか もうややこしいし面倒臭くてな?」

 

 

そうそう、ウチの長男は頭は悪くないが、脳筋の民であり兄貴肌のイケメンマッチョなのだ、故に女性より男性にモテる まぁ性的にではない、うん

 

 

「それならウチに入って貰おうと交渉したのよ、どのみち個人勢の人はスカウトするつもりだったし」

 

 

「なるほど、納得しました」

 

 

「ねぇ鷹樹さん? 持って帰ってはダメかしら?」

 

 

「ダメ・・・かは本人次第だな、カナリアはアンタには懐いてる様だし」

 

 

僕を抱きしめ頬擦りしながら鷹樹へ言う、紗夜の場合はやましい感情を感じないから良いけど、そのセリフは危ないぞ?

 

篁の時とは打って変わり判断を僕に委ねてくる鷹樹に呆れつつ

 

 

「紗夜さんの自宅に行くのは、もっと友好を深めてからにしましょう、ね?」

 

 

「そうね、事を急いては仕損じてしまうわね」

 

 

なんだか、イマイチ理解してるのか疑問だが、上手く交渉出来た様で良かった

 

 

 

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