前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
その後も口喧嘩では決着がつかずに、たまたま通りかかったメイドさんにクオンが指示をして、簡易的なお茶会がセットされる
化け桜の舞い散る花弁も相まって、結構豪華な気がする
「えーっと、では改めて・・・僕は
「僕はカナリアの兄で
「改めまして、私は
「はい、よろしくお願いします」
うろ覚えだけど、レイは三鶴より歳上だった筈だけど、一挙手一投足が癒し系の少女の様で和む
僕には分かる、長年小動物扱いされてきた経験から察するに、レイも癒し枠だ、間違いない
「皆さん・・・特にカナリアさんの話はクオンさん経由で色々と聞いています、ダンジョン配信者なんですよね?」
「そうですね、紗夜ちゃんと運営に携わるスタッフのお陰で毎日楽しく活動させて貰っています」
「そうなんですね!」
レイは目を輝かせながら僕を その蒼の瞳で見つめて聞いてきたので、特別隠す必要も無いから素直に答え、少し違和感を感じる
彼女の眼の色が人工物の様な色をしている気がしたが今指摘するのは違う気がするので胸にしまっておこう
「どうかしましたか? カナリアさん」
「いえ、なにも。答えられる範囲でなら質問に答えられると思います、なんでも聞いてください」
「はい!」
「レイは可愛いな」
「カナリアも負けてないよ」
レイの瞳について考えて、少し凝視し過ぎた様で彼女に尋ねられてしまったので話題を振り誤魔化すと、レイは嬉しそうに頷き クオンとヘンリは謎の張り合いを始める、仲がいいのか悪いのかよく分からないなぁ この2人
「えっと、普段はどんな配信をしているんですか?」
「色々してますよ、撮影だと商品レビューとか、訓練風景とか? ライブだと主にダンジョン攻略とキャンプですね」
「キャンプ? ダンジョンでキャンプをするんですか?」
「えぇ、若宮ダンジョン1層はモンスターレベル低く、数も少ないですし 案件で提供された簡易結界も有りますから」
「キャンプ、楽しそうですね。私 した事が無いので憧れます」
レイはダンジョンキャンプに興味を持った様で目を輝かせて言う、日本人のレイなら小学校・中学校でキャンプとかする筈なのだけど、運悪く欠席したのかな?
金持ち学校の出身の可能性も十分あるし、触れない方がいいかな?多分
「立場的に気軽にはキャンプも行けませんよね・・・かと言って僕がどうにか出来る立場でもないですし」
「いや、あの、そんな」
「別荘の敷地でやってみるか、キャンプ」
「それなら大丈夫かも知れませんね」
キャンプ推しの僕は、どうにかレイがキャンプを体験出来ないか思案しながら言うと、軽い気持ちで言ったであろうレイが慌てて遠慮をし始めるが、クオンが妙案を出してきたので肯定する
「とはいえ、もう真冬ですから、初心者に冬キャンプは過酷でハードルが高いです・・・まぁグンジョウ陛下と お話した庭の様な気温操作の結界ないし魔法が有れば その限りではありませんが」
「なるほどな、結界が有ればレイの安全も確保出来て 尚且つ、2人きりになれる、まさに一石二鳥だ」
「私が慌ててる間に話が進んで行ってしまう」
僕の少ない言葉でクオンは、どの様にすれば良いかを理解し呟き、レイは はわわ としていて可愛い、こんなお姉ちゃん欲しかったな
レイとなら気も合いそうだし、双子コーデとかもしやすそうだし?
ふむ・・・紗夜を誘ってみるか? いや、僕とタイプが違い過ぎるしなぁ紗夜
まぁ双子コーデに拘る必要も無い気もするけどね?うん
それとキャンプの話したら、したくなってきたなぁ・・・帰国したらダンジョンキャンプ配信しようかな? それとも一回愛車を転がそうかな?
あーでも、リューネでバイクを走らせてみたいな、なんか楽しそうだし