前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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226. Re:リューネへGO サンテブルク教会 編

 

 

その後、ヘンリが満足するまで僕達はシャルロット・コンと他愛無い話をして過ごし、ヘンリが急に立ち上がり『行かないと』と言ったので、丁寧に お礼と挨拶をして、シャルロットの使い魔の7罪悪魔に睨まれながら部屋を退室して、ヘンリの後に続き どこでもドアを潜り城へ戻り、ヘンリが手配してくれていた車へ乗り込んで、サンテブルク教会へと向かう

 

なんだか色々と濃ゆい約2時間程の滞在だったけど、なんとなく為になった気がする

 

それから緊張の糸が切れて眠くなったので、遠慮なく三鶴(みつる)に寄り掛かり目を閉じて夢の世界へ逃避行をすると、あっという間にサンテブルク教会に到着し、眠い目を擦りながら下車して 前回と同様にヴェスタ神の御神体の前まで移動して見上げる

 

やっぱりブーメランパンツじゃないのが少し違和感を感じるが、僕は三鶴へ向き

 

「またお願いね?」

 

「うん、任せて」

 

 

僕は短く三鶴へ言い、ローレライを展開し聖女フォームになり御神体の前に膝を折り祈りを捧げると、前回と同様に意識が遠退き三鶴に支えられる感覚を感じ視界が暗転する

 

 

「・・・来れた、ヴェスタ神 お久しぶりで・・・す」

 

「やぁカナリアちゃん、いらっしゃい」

 

いつもの図書室でヴェスタ神が、いつもの様にポージングを決めながら言葉を発するのだが、そんな事より彼の背後で立花博士と銀髪褐色美女がつかみ合いの喧嘩をしているのが見えて、どうにも集中出来ない

 

 

「えっと・・・立花(たちばな)博士と、どなたですか?」

 

「銀髪褐色美人は、ぼく 達のお祖母様のターニャだよ。カナリア」

 

「え? ヘンリさん?! どうやって此処に?」

 

「ぼく は宣告を司る悪魔の転生体だからね、隠世(ここ)へ来る事なんて容易い事さ」

 

 

ヴェスタ神へ尋ねた筈が、気付かぬ間に僕の隣に立っていたヘンリが答え、説明してくれる。その背後でヴェスタ神はキレッキレのポージングを決めていて、ヘンリは説明が済むと長机で事務仕事?をしている金髪イケメンの元へトコトコ歩み寄って行く、自由過ぎない?

 

 

「おい・・・.カヅキ、ターニャ、書類束が崩れるから喧嘩なら他所でしてくれないか?」

 

「あん? そんなん自動書記で1発だろ?」

 

「俺には使えん、お前の脳味噌は異次元なのを自覚しろ」

 

「情けありませんね、ナズナ? その様な書類程度斜め読みで処理出来なくてどうします」

 

「ターニャ、お前も自分が異次元の生物だと理解しろ、常人には無理だ」

 

「はぁ・・・やる前から言い訳とは、嘆かわしい」

 

トコトコと金髪イケメンの横に行き、シャルロットにした様に膝を折り彼の手を自分の頭にのせて、ご満悦のヘンリと喧嘩の仲裁をしている筈が、別の争いが勃発して、立花博士とターニャに責められるナズナ、その混沌の中 我関せずポージングを決め続けるヴェスタ神

 

うむ・・・僕は何を見せられているのだろうか? いや、本当に

 

 

「本当、師匠は人の心が無い・・・あれ? カナリアじゃないか」

 

「あ、お久しぶりです。立花博士、あの・・・何故ここに? イオン様の所属の筈ですよね?」

 

 

なんかターニャを罵って?いる立花博士が僕に気付き、話しかけてきたので軽く挨拶をして、疑問を投げかけると

 

「単純に隠世(ここ)は共有区間なんだよ、だから来ようと思えば来れる。例えるなら同じ敷地内にある第1図書室と第2図書室みたいな感じだな」

 

「なるほど、理解出来ました、ありがとうございます」

 

「構わないよ」

 

 

立花博士は、ニカっと笑み 僕の方へ歩み寄り頭を撫でてくる、やはり彼女は優しい人だと思う、少しおっかないけど

 

 

「なるほど、この子がヴェスタに選ばれた尊い犠牲者(せいじょ)ですか・・・随分と澄んだ眼をしていますね? 」

 

「平和な時代ですからね、子供は のびのび育つのが1番ですよ師匠」

 

立花博士に撫で回されていると、僕の両頬を両手で支え 覗き込んできた銀髪褐色美女のターニャの言葉に、立花博士が言う

 

 

このターニャも相当なやり手なのは間違いないな、そういう気配を感じる

 

 

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