前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
それから雑談をしつつフロッティでドラム缶をかき混ぜて湯加減を確かめて丁度いい具合になったので
「良い感じになったので入っていきたいと思います」
【ワクワク カナリアちゃん】
【少し心配そうなワカモマッマw】
【もう我が子を見守るマッマのソレなんよw】
平たく広く生成した障壁の上で靴と靴下を脱ぎ、ローレライの新機能である形状変化を使い、聖女服から湯浴み着へ変化させる
「入りますね」
【なんか光ったと思ったら湯浴み着になったぞ!?】
【どんな手品だ?】
【カラクリは どうであれ、カナリアちゃんは可愛いからヨシ】
【それな】
障壁の踏み台を上がり、スノコを中に入れて、髪を結い上げてからドラム缶風呂へ浸かる、適温で心地良い
「いい感じです」
【かわいい】
【カナリアちゃん、かわいい】
【適温なんだな、溶けてるw】
【ふにゃふにゃカナリアちゃん、ヨシ】
コンパクト軽量ボディの僕は少し足を曲げる程度で肩まで浸かる事が出来て、とても便利だ
これがガチムチの我が父では容量不足でロクに浸かれずに、半身浴の状態になるに違いない
普段は不便を強いられる事もあるが、これは数少ない利点の1つだろう、多分
「皆さんは、お風呂は好きですか? 僕は温めの温度で ゆっくり入るのが好きです」
【温めで長時間、良いよね】
【良いな、温めだと のぼせ難いし】
【ゆっくり浸かるのが疲労回復する秘訣】
僕がドラム缶風呂に浸かりながら視聴者に質問すると、そんなコメントが流れてくる
良かった、僕と同じ嗜好の人がいて
「冬は 温泉とか行きたくなりますよねぇ」
【更に ふにゃふにゃ になりましたなw】
【これは仕方ない】
【かわいいはせいぎ、よし】
【これは良い出汁が出てそ・・・ゲフンゲフン】
【隠せてなくて草】
湯加減が良すぎて少し眠くなったて来てしまったが、寝たら沈んでしまう為、頑張って意識を持たせ様と思ったが、なんかダメそうな気がしてきたので、一旦ドラム缶風呂から出て キャンプ地の正面にある湖へダッシュして、前に釣りをする為にワカモが作ってくれた桟橋から飛び込む
真冬なのに、冷たすぎない水温に少し驚きつつ身体を冷まし眠気を飛ばす
【いや、急にどうしたw】
【カナリアちゃんw】
【サウナじゃないんだからw】
【なんだっけ? ロウリュだっけ?】
「危うくドラム缶風呂の中に沈没する所でした」
【あ、把握】
【眠くなったのねw】
【わかるわぁw】
【それにしてもアクティブすぎるw】
湖から上がり障壁術で足場を作ってその上を歩いてドラム缶風呂の所に戻ると、そんなコメントが見えたので訳を言うと、視聴者の察する能力が高くて何故か理解される
僕のチャンネルの視聴者は、よく訓練されているんだなぁ、凄い
「主よ、そろそろ水分を補給した方が良いだろう」
「あ、ありがとうワカモ」
【流石はワカモマッマ】
【気遣いの達人だな、ワカモ氏は】
【的確な水分補給、俺では見逃してしまうね】
「それな〜w」
ワカモからレモン水らしき飲み物を受け取り、お礼を言ってから飲むと、凄く美味しくて、製法が少し気になる
そこまで考えて、此処にレモン水がある事がおかしい事に気付く
僕はレモンを用意していないからだ
「ワカモ、レモンはどうやって用意したの? 君は今日 僕がダンジョンに潜るまで召喚してない筈だけど」
「主よ、世の中には知らなくて良い事もあるのだぞ?」
【誤魔化しとるw】
【もしかして勝手に顕現してたんか?w】
【確かワカモ氏って高位の霊狐じゃろ? 契約主の魔力を使わずに顕現出来るんじゃね?】
【霊狐は御使でもあるしなw】
僕がワカモへ問い掛けると、彼女は僕から目を逸らし そんな事を言う、その姿を見て確信する、ワカモは僕に内緒で顕現していた と
確かにワカモが高位の霊狐なのは知っていたけど、まさか自分の意思で顕現出来るほどとは知らなかった
これは僕が知らない間に、顕現してた事が有るかも知れない