前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
約2週間ぶりの学校でクラスメイト、主にニナとハジメ、シホに囲まれて他愛無い雑談をしたり、旅の思い出を話したりホームルームを受けて先生の顔を見たりして学校生活を過ごし、数日が経過して週末 僕はダンジョン15層入り口に立っている
「皆さん ごきげんよう、ステラ・アーク0期生 カナリアです」
【待ってた】
【始まった】
【カナリアちゃんは今日も〜】
【かわいい〜】
【かわいい〜】
【かわいい〜】
いつもの様にダンジョン攻略をしようと15層にやってきてライブ配信を開始し、開始の口上を述べると 安定のコール&レスポンス?のコメントが流れてくるのが見える、やはり褒められるのは悪い気はしない
「今日は15層を攻略して行きたいと思います、あぁそれと今回からパーティメンバーが増えます、どうぞ」
「視聴者の皆さん ごきげんよう、ステラ・アークCEOよ 今回から攻略パーティに参加する事になったわ」
【CEO?!】
【とうとうパワードスーツ着て参戦?w】
【事務所の社長が何してんw】
【差し詰めカナリアちゃんのストッパーじゃぬ?w】
【納得w】
僕の紹介で
すると、コメント欄が 予想外だった様で、かなり賑わう
まぁ誰も予想出来ないよね、うん
「UAVの現地実戦データ収集の案件がステラ・アークに来ていたので、CEOが搭乗して僕と共にダンジョン攻略をしていく事になりましたので、ご了承下さい」
「UAVの説明・紹介は動画を出すから、是非 見て頂戴」
「あ、あとヘンリさんは案件の都合で今回は欠席です」
【UAV? UAVってなんぞ?】
【遠隔操作式戦闘機の事】
【つまりラジコンロボか、カッケー】
【やばい、ロマンしかない】
説明を聞いた視聴者の反応は、悪くない様で安心しつつ攻略を始める
ワカモの仕事が少し増えてしまっているけど、頑張ってねワカモ
「迷宮エリアのモンスターはスライムが8割程度で残り2割がミミックと その他って感じですね、スライムもスラグ弾だとワンパンで仕留められて助かりますし」
「そうね、スライムは あまり群れない習性の様だし、私には助かるわ」
「その他に分類されてるナメクジの方が厄介だな、アレは場所によっては群れるし増えるのが早い」
「それってダンジョンの中の話? それとも外?」
「あぁ、すまない。ダンジョンの外の話だ」
【まだ余裕そうだなぁw】
【カナリアちゃんの反響定位を躱せるレベルじゃ無いっしょw】
【カナリアちゃんは、ダンジョンモンスター特効だしねw】
【ガリューの高速突きで瞬殺するしねw】
僕が反響定位で索敵しつつガリューに指示を出し、紗夜の練習にも気を配りつつ進みながら会話をすると、ワカモが珍しく忌々しそうな声色で呟いたので、尋ねると ダンジョン外での事柄の様だった
「吾が現世で生活していた頃の話なのだが、ある日ギルドから調査依頼を頼まれてな? 少し嫌だったのだが仕方ないので、対象の洞窟へと向かった訳だ、なんでも洞窟へ入った人間が帰って来ない 故に捜索・調査をしろ、とな」
「あー・・・そこに居たんだね? ナメクジ」
「その通りだ 主よ、吾は最初 事故かゴブリン辺りだろうと思っていたが、そうではなく・・・薄暗い洞窟の壁面や地面を覆い尽くすナメクジの洗礼を受けた訳だ、アレはキツかったなぁ精神的に・・・プチブラックホールでナメクジを全て塵へ変えてやったがな」
「・・・壁一面、か」
「キツイわね」
【あのカナリアちゃんがドン引きしてらw】
【ワカモ氏 ドンマイやで】
【想像しただけでもキツイわ】
【俺は勘弁だわ】
ワカモの説明で、その光景・・・猫サイズのナメクジが壁一面に蠢いている光景を想像してしまい、思わずドン引きしてしまう
今の僕にできる対処は岩塩をサラサラにして生成して撒くぐらいだから、少し心許ないかな?うん
ワカモほど効率よく殲滅はできないかも