前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
我が家で夕食を食べた紗夜は、僕が食べた量に驚いていた、確かに僕は自宅以外では量をセーブしているけれど、そんなに驚く事かな?
と言うか、我が家では1番僕が食べないのだけどね、うん
そんな訳で、夜道を
そんな愉快な夕食を満喫した翌日、僕がステラ・アークの事務所へ行くと渚とヘンリが紗夜とコーヒー片手に雑談をしていて、紗夜の表情は少し勝ち誇った様だった、なんだろう?
「おはようございます、あの・・・紗夜ちゃんは なんで勝ち誇った表情を?」
「おはようカナリアちゃん、昨日 貴女と夕食を共にした事を話していたのよ」
「お嬢 羨ましいですよ、私もカナリアちゃんの手料理食べたかった」
「うらやま」
僕の質問に紗夜が答え、
「別に僕の手料理では無かったですよ? 作ったの お父さんですし」
「お店を出せるレベルだったわ」
「へぇ、辛口の お嬢が褒めるレベルって事は相当ですね」
「カナリア、今度 ぼく も行きたい」
「構いませんよ? でもスケジュール取れます? 暫くギチギチって言ってませんでしたっけ?」
「ん、どうにかする。マリアが」
渚はヘンリとの肩組みを解除して、紗夜が褒めるのは珍しいと関心していると、ヘンリが 僕へ言ってきたので うろ覚えの彼女が言っていた事を言うと、ヘンリは何とも人任せな事を言う
ヘンリのスケジュール管理は本来ならユウカがしていたが、五月蝿いのでリューネに置いてきてしまったから、今はマリアが代理で管理している様で、研究の側 ヘンリのマネージャーをしているらしい、多忙だよね
「そうそう、カナリアちゃん、アイドル化計画に伴ってボイストレーニングとダンスレッスンが予定に増えるので、そのつもりで」
「そんなにガチめにする計画なの、初めて聞いたのですが?」
「この前、決まったばかりだからよ? 」
「あ、はい」
なんだか、僕の知らない所で色々と進んでいて少し戸惑うが、よくよく考えたら大していつもと変わらない事に気付き、少し落ち着く
僕は紗夜を信用しているし、三鶴と相談した結果だろうからね
「今まで黙っていたけれど、これまでにカナリアちゃんにテレビ出演のオファーは何件か来ていたのよ?」
「そうなんですか? 別に興味無いですけど」
「貴女なら そう言うと思って断っていたのだけど、いい加減しつこくて」
「お疲れ様です、紗夜ちゃん」
コーヒーを飲み肩をすくめる紗夜の頭を背伸びして頑張って撫でて労うと、彼女はコーヒーを渚のデスクに置き、僕を抱きしめてくる
やはり紗夜にも癒しは必要だから、好きにさせておこう、そうしよう
「そういえば、ぼく の所にもテレビ出演の打診が来ていたっけ」
「そうなんですか?」
「うん、ほら ぼく って珍しいから」
「言い方は悪いけれど、ヘンリさんは日本では珍獣的存在だものね?」
「いぇーい」
紗夜に抱きしめられている僕の頭を撫でながらヘンリが言うので相槌を入れると、紗夜がかなり失礼な事を言ったがヘンリは全く気にした様子はなく、ダブルピースまで決めていた ヘンリもヘンリで大概寛容だなぁ
「まぁテレビ出演をするかは置いておくとして、当面の目標は ライブ配信をする事ね」
「文字通り歌って踊る配信な訳ですね」
「えぇ、とはいえ ライブをするにしても分からない事だらけだから、すぐすぐは無理だけれど」
「そうですね、僕だけじゃ場が持つかわかりませんし」
そんな事を言う紗夜だが、彼女の事だ テレビ出演も視野に入れているに違いない
まぁ僕は今まで通り目の前の事に集中する事にしよう