前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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248. ヘンリ アイドルになるってよ

 

 

 

そんな他愛ない雑談をしていると、奥から眠そうなマリアが現れ

 

「ふぅぃぃ・・・あ〜カナリアちゃん、おはよ〜」

 

「おはようございます、マリアさん。今起きた感じですか?」

 

「そうなんだ〜、リューネの方とリモート会議があって寝るのが遅かったからさ〜」

 

「あ〜なるほど、お疲れ様です」

 

「ありがと〜〜」

 

いつも賑やかなマリアが ふにゃふにゃ しているので労うと、僕を抱き締めて僕の顔を その立派な母性に埋めてくる、流石に窒息してしまうので彼女の背中を軽くタップして加減して貰い、酸素が確保出来たので ひとまず堪能しておく

 

 

「そうそう ヘンリちゃん、紗夜(さや)ちゃんと相談した結果 ヘンリちゃんはカナリアちゃんとアイドルしてもらう事になったよ」

 

「聞いてない」

 

「やだなぁ、今 初出しだもん 当たり前じゃない」

 

 

マリアは目が覚めて頭が回ってきたのか、僕を抱きしめ頭を撫でまわしながらヘンリへ言いヘンリの聞いてないと返事を聞き、ニコニコと笑み そんな事をのたまう、流石はマリア 肝が据わってる

 

「そもそも ぼく がアイドルなんて不可能、波長が合わないと言葉も届かないのだからさ?」

 

「それって波長を合わせれば良いんでしょ? なら問題ないね」

 

「マリア? 人の話は聞くべき・・・え、まさか」

 

「じゃじゃじゃーん」

 

ヘンリがマリアへ苦言を呈すると、マリアはニコニコするのを辞めずに話を続け、ヘンリが更に苦言をていし マリアの言葉を反芻したのか、何かに気付いた瞬間にマリアは自身の収納魔法から宝石で飾られたネックレスを取り出す

 

「いやぁ、ずっと探していた石が若宮ダンジョンで採取できたから良かった、定期的に採取出来る算段もついてるから」

 

「マリア・・・今度からは先に言って欲しい」

 

「ん〜〜善処する〜」

 

笑みを浮かべるのを辞めずにマリアは言い、ヘンリは呆れた様子で少し項垂れる、珍しい姿だなぁ

 

「ヘンリちゃんも察していると思うけど、コレはヘンリちゃんの波長を調整して万人に素のヘンリちゃんを見せられる魔道具だよ〜」

 

「少し言い方が引っかかるけど、まぁ・・・ありがとう?」

 

「これで また1つ ユウカおばさんの手を借りなくても良くなったね? おめでとう」

 

「それについては本当にありがとう」

 

 

なんと言うかざっくばらんな説明をヘンリへして、疑問系でお礼をヘンリが言うと、マリアが ヘンリ的に重要な事を言い僕を挟んでヘンリがマリアに抱擁をする、これはこれで悪くないかも知れない

 

ヘンリもマリアに比べたら母性の量は少ないが、それなりの物を持っているから、前も後ろも心地良い

 

 

「カナリアちゃん、息してる?」

 

「なんとか」

 

「それなら良かったよ、さて お二人さん? そろそろ撮影の時間だからカナリアちゃんを解放してあげて?」

 

「ぜひもなし」

 

「撮影は仕方ない 無念」

 

 

渚がマリアとヘンリの隙間に埋まる僕に質問してきたので、返事を返すと2人に僕を解放する様に言い、2人は渋々と言った様子で僕から少し離れる

 

 

「それじゃヘンリちゃん、私のアトリエでネックレスの調整しよっか」

 

「了解、カナリア また」

 

「またね〜」

 

「はい、ヘンリさん、マリアさん」

 

 

2人に埋まって乱れた髪を整えながら、2人に軽く手を振り見送り

 

「渚さん、撮影って何処でしたっけ?」

 

「第3撮影部屋だね、もうそろそろ設営班が準備終わっている筈だけど」

 

「分かりました、ありがとうございます」

 

「気にしないで? これも私の仕事だしね?」

 

 

いつの間か紗夜が居なくなっているのに気付く、それなりに忙しいしデスクワークへ戻ったのだろう、と判断して 渚に撮影する場所を念の為に確認する

 

間違えたら撮影班の人に迷惑掛かるし、渚に確認するのは あまり恥ずかしくないしね?

 

それはそうと、撮影の内容はなんだろう? 昨夜 寝る前に三鶴から撮影があるから、と言われたから内容は知らないんだよなぁ

 

まぁ変なことは無い筈だし、第3撮影部屋に行けば分かるよね?

 

 

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