前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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25. 初めての撮影 2

 

 

寝落ちしてしまった僕が目を開けると、知らない天井が目に映る

 

 

「・・・誘拐?」

 

「人聞きが悪いわね、同意の上の筈だけれど」

 

 

身体を起こして、適当に呟いた事に反論する声の方を見ると足を組み椅子に座りタブレットPCで何か作業している紗夜(さや)がいた

 

 

「そうですね、紗夜さんでしたら同意してます」

 

 

そう言いニコッとしていうと、紗夜が数秒顔を伏せ微振動する、何故だ?

 

 

「ぅん、ひとまず おはよう、カナリアちゃん」

 

「はい、おはようございます。紗夜さん、僕はどれぐらい寝てました?」

 

「2時間くらいかしら? 撤収は鷹樹(たかき)さん と渚が終わらせているから安心して」

 

 

紗夜は作業していたタブレットPCをスリープ状態にしてサイドテーブルに置き、僕に言う

 

後片付けが終わってるのはよかった、うん

 

 

「ところで・・・ここは?」

 

「私のセカンドハウスね」

 

「セカンドハウス?」

 

「えぇ、事務所の奥にある部屋の1室よ、そこそこ家が遠いし、此処だと都合も良いのよ、色々と」

 

 

何と言うか改めて見ると、ワンルームマンションの1室の様な風景の室内を見て納得する、何気に設備が全部揃ってる

 

 

「賃貸のギルドホームだから申請次第で応用が効くのよ、空間拡張魔法って凄いわね」

 

 

「なるほど、なんとなく理解しました」

 

 

改めて空間拡張魔法の凄さを認識する、やっぱり魔法は奥深い

 

 

「それはそれとして、体調はどうかしら?」

 

「ん〜・・・昼寝してスッキリって感じです」

 

「そう、不調が無いなら良かったわ」

 

 

ベッドから降りて軽く身体を動かしてみるが、寝落ちする前より調子が良い気がするぐらい体調は良い

 

 

魔武器・・・ローレライは僕が寝落ちしても解除されない様で、未だ僕は聖女フォームのままな事に気付いたので、改めて調べる事にした

 

 

「ん〜 ワンピースタイプの服にコルセット?あ、ショートパンツ履いてる良かった良かった、上もノースリーブタイプのインナー着てる良かった」

 

 

「私が居るのだけれど?」

 

 

「僕は紗夜さんは、僕に やましい事をしないって信用してますから」

 

 

「そうだけど、そうじゃなくて・・・幾ら同性とはいえ恥じらいをね?」

 

 

人目憚らずに全身チェックをしていると、紗夜にたしなめられる、確かに僕は気にしないけど、見てる人の方は気にするか、反省

 

 

「次からは気をつけます、でも僕は紗夜さんになら別に見られても構いませんよ」

 

「・・・貴女ねぇ、あまりそういう事を言うものじゃないわ」

 

「僕は紗夜さんだから言ってるんですよ? (たかむら)さんには言いません」

 

 

僕の言葉に、紗夜は少し呆れた様子で言うので そう返すと軽く頬を染める、なぜだ?

 

元々 僕は肌を他人に見られる事に抵抗が そんなにない方だと思う、前世ではアラサーの男だったし、今世では4人程男の居る家庭で育っている訳だし

 

 

流石に全裸では歩かないけど、インナーだけでとかなら全然家の中歩くし?

 

 

「あれ? 右手の中指に指輪? 」

 

右手の中指に指輪があり、良く見ると草花のエングレーブのされている

 

 

「それは貴女の魔武器・・・トレンチガンの方の待機状態らしいわよ?」

 

「フロッティの?」

 

「魔武器は非使用時にはアクセサリーになって待機するみたいね? 」

 

「便利ですね」

 

「えぇ、便利ね」

 

アクセサリーになるなら、場所を全く取らないのは良い事だ。特に銃火器を持ち歩くのは結構気を使わないとダメだし

 

物によるけど、暴発しない様に複数に分離して運ぶ必要がある物も存在する訳だし

 

「魔武器の検証をしに行きたいんですけど、良いですか?」

 

「今日はやめておきなさいよ?」

 

「あ、いえ そうじゃなくて、撮影した方がいいのかなぁ?と」

 

「あぁ、なるほど。そうね・・・一応撮影しましょうか、配信する・しない は別にして、見直して精査も出来るだろうし?」

 

 

「分かりました」

 

 

僕の言葉に紗夜は少し考えそういう、僕は彼女の言葉に従うだけだ。何せ配信者として何をするべきかがサッパリ分からない訳だし

 

 

いやぁ、丸投げって楽だなぁ

 

 

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