前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな感じで改めてフロッティの解説を進めて行く
「フロッティにファンネルごっこ をさせるのは可能なんだけど、改善出来ない明確な弱点があるんだ」
「明確な弱点?」
「当たり前だけれどショットシェルはフロッティの一部じゃないから浮遊・移動させられない」
「なるほど」
そう、ショットシェルは魔武器の一部では無いのでフロッティの様に浮遊させて装填なんて事が出来ない
まぁこれに関しては、別途 魔法を探して習得すれば良いかも知れない、そんな都合の良い魔法が有れば、だけど
「まぁ常にファンネルごっこさせる訳では無いから、そんなに気にしないでも良いかもだけど」
「そうだね、奇襲に使う程度なら問題無いかもしれないね」
僕の言葉に
「あとは・・・そうそう、銃剣もフロッティの一部だから浮くし移動出来るよ?」
「肉眼で見るのは初めてだけど、綺麗だね? 触って良い?」
「どうぞ?」
外していた銃剣を召喚して、ゆっくりと僕の周りをクルクル回転させながら魅せる様に移動せつつ説明すると、三鶴が触ってみたいと言い 僕は少しイタズラ心が湧いてしまったので了承して彼の前で滞空させる
「ありがとうカナリア・・・え?」
「あはは、びっくりした? 」
「そりゃぁね? なんで柄に触ると滑って掴めないの?」
「フロッティが魔武器だから、だよ? 三鶴ちゃん」
僕のイタズラが成功し、三鶴にしては珍しく驚いた表情をしたので、僕は満足し柄が滑って掴めない理由を説明するが、三鶴は納得出来ない と言う表情をしている
「魔武器は担い手の最良の武具、その担い手専用の魔法の武具の事。だから担い手以外が手に持つ事を魔武器自身が拒絶するんだ、そして魔武器は自身の担い手を傷付けない」
僕は銃剣をしっかりと左手で握り、その刃を自分の右手首へ当てて引く
「カナリアっっ・・・え? なんで? え?」
「この通り、傷付かない。驚かせちゃった? ごめんね」
「カナリア、心臓に悪いから、そういうのは辞めて欲しいな」
「ごめんて」
さも刃がついていない様に右手首を滑り、引いた跡すら残さない綺麗な状態を三鶴とカメラに見せるが、軽く三鶴に怒られてしまった、次からは自重しよう
「とにかく、どんな理屈かは僕には分からないけれど、魔武器は自身の担い手を傷付ける事はない、けれど・・・」
「君は いつのまにナイフ投げも習得したんだい?」
「手数は多い方が良いと思ってさ」
僕は銃剣の刀身を持ち、ベニヤ板の的へ投擲すると中心より少し右にズレた位置に銃剣が刺さり、三鶴に尋ねられたので素直に答える、秘密にしておく理由もないしね?
「この様に、担い手以外には最大殺傷力を発揮するんだ」
「・・・カナリア? その銃剣もフロッティの一部なんだよね?」
「うん、そうだよ?」
「という事は、投げてサイレントキルして手元に戻して、再度サイレントキルも出来る?」
「出来るね、まぁ急所に当てられれば、だけど」
三鶴は魔武器の特性を理解した様で、銃剣も手元に呼び戻せる事に気付き尋ねてきたので、その考えが正しいと伝えると何やら考えているようだった
「例えば何だけど、銃剣に何かを括り付けて投げた後に、手元に戻すと付属品は どうなるのかな? そのまま その場に止まるのか、銃剣と一緒に戻ってくるのか、どっちかな?」
「それは・・・どっちだろう? 試した事なかったや」
「前者なら、トラップに利用も出来るかも知れないよ?」
「確かに」
三鶴の指摘してきた事象は、僕が思い付きもしなかった事だったので正直に凄いと感じる
僕の予想では、銃剣だけが手元に戻ってくる
つまり僕は隠れたまま銃剣に爆発物を括ってモンスターなり、障害物なりに当てられる可能性がある
それだけで手数が増える事になるので、検証のし甲斐がありそうだ