前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
魔武器・・・特にフロッティの詳細解説をして、
「やぁ、カナリアちゃん あれ? どうしたの? 血色が悪いけど」
「
「何かな? 私が答えられる物なら答えるけど」
ステラ・アークの事務所に到着し、真っ直ぐ渚の元へ向かうと 彼女はすぐに僕に気付き、僕の顔色の心配をしてきてくれる、優しい
その優しさに感謝しつつ用件がある事を伝えると、了承してくれたので
「ギルドのロビーにテレビが設置されてるじゃないですか? ニュースで確定申告がウンヌンって流れてて・・・」
「あぁ、カナリアちゃんの税金関係が気になった感じ? 」
「そうです、自慢じゃないですが 僕は現役高校生ですし、両親は公務員?ですから、その辺りが分からないんです。鷹ちゃんはわざわざ家族に そう言う裏事情を細かく説明する性格でもないですし」
「まぁ鷹先輩は、そう言う細かい事を聞いても無いのに話すタイプでは無いよね〜、まぁ落ち着きなよカナリアちゃん。焦っても仕方ないしさ?」
「それもそうですね」
渚へ本題に入る前の前情報を話すと、彼女は僕が何を聞きたいのか察してくれ、僕に落ち着く様に言って頭を撫でてくる
うむ、やはりスイッチが入ってると頼れるお姉さんだな、渚は
「それじゃ質問に答えて行こうかな? 結論から言うと、カナリアちゃんはステラ・アークの社員だから、税金関係を特に気にしないで大丈夫。 その辺りの面倒事は、お嬢と私がやっておくからさ」
「そう、なんですね? ありがとうございます」
「そもそも それが私・・・私達 事務方の仕事だしね? 」
「いつもありがとうございます」
ニコリと笑み、メガネを上げてキリッとして言う渚に感謝を述べる
いや、本当に感謝しか無い。僕の活動を裏で支えてくれているスタッフにも感謝しかない
まぁ最初はただのテスターとしてバイトをするつもりだったけど、今では配信者としての生活が楽しい
だから紗夜にも渚にも感謝している
「まぁカナリアちゃん以外は、これから軽く地獄の人がいるけれど」
「ん? それって?」
僕を撫でるのを止めてタンブラーに入った飲み物を飲んで渚は苦笑して言うので、僕は首を傾げる
「鷹先輩を始めとした、1期生は元々探索者 または 別収入があった人達だから、ステラ・アークに加入する前の税金関係の申告はしないとだからさ? その資料を纏めるので忙しい筈だよ、小まめな人は その限りではないだろうけど」
「あー・・・なるほど」
確定申告の手続き自体は渚や事務方の人達が代行してくれるけど、ステラ・アーク加入前の経費やら何やらの資料・・・領収書やレシート等を提出しないと計算が出来ないから、軽く地獄なのだと察する
頑張れみんな、僕は応援だけはしておくよ
「ヘンリさんは 別の意味で地獄の最中だから、マリアちゃんのアトリエには近付かない事をオススメするよ」
「え? 何でですか?」
渚は もう一口 タンブラーの中身を飲んでから肩をすくめて僕へ忠告?をしてきたので、理由を尋ねる
「今、ユーカ? さん が確定申告関係で来ていてアトリエの一区間を間借りして作業中なんだよね〜 彼女、君にヘンリさんを取られたって思ってるみたいで、結構敵視してる様子だよ〜?」
「えぇぇぇ・・・完全なる逆恨みじゃないですか・・・」
「それはそう」
理由を説明した渚は、僕の頭を再び撫でて僕の言葉に同意する
そんな話を聞いてしまっては、マリアのアトリエに近付く気も起きる訳もなく、今日は 大人しく帰宅しようか とすら思い始めている
うん、特に用事もないから、大人しく帰って映画でも見ようかな?