前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
若宮ギルドから現場へ移動中、通行人に物凄く見られたけど無視して急行し、交通整理 及び 交通規制している警官の横を抜けて若宮ギルドが設置した簡易カウンターへ到着する
「ステラ・アーク所属のカナリアです」
「お疲れ様です、先程 突入口の設置が完了して既にヴァンツァー2個小隊と4パーティが先行しています、カナリアさんには遭難者捜索と応急手当、それと可能ならば道中のモンスター排除をお願いします。現在は緊急事態につき、ギルドカードに付与された位置共有機能 及び 該当地域簡易通信機能が強制使用されています」
「分かりました、突入します」
「ご武運を」
「はい」
たまに見かける若宮ギルド男性職員に説明を受け、任務内容を了承してワカモに合図して突発性ダンジョンへ突入する
『カナリアちゃん、聞こえるかな?』
「通信良好、クリアです」
『それは良かった、ステラ・アークのオペレーターは私が担当するから安心してね? 情報に関しては若宮ギルドと裏取引して開示して貰ってるから即時反映させるから』
「了解です、緊急時ですからね、何したか気になりますが・・・まぁいいでしょう」
『先行部隊のお陰で、100m先の十字路までは確保されてるから、十字路を左に行って?』
「分かりました」
「左だな? 了解した」
渚の指示に従い、それなりに大きい十字路を左に曲がり進む、今の所は遭難者は居ない様で、僕と同じ様に突入してきた探索者の姿しか見えない
「渚さん、突入口の反対側へ行こうと思います。ワカモの脚力なら問題ないかと」
「それが良いかもな、なんだかんだ言っても1番遭難者が残ってる可能性が高いのは最奥だ」
『そうだね、今から探索者も逐次突入してくるだろうし、先行偵察も兼ねて強行しようか、よし カナリアちゃん、反響定位との同期したから任せて』
「了解です」
僕の提案にワカモも賛同してくれて、渚の許可を得る事が出来たのでワカモは更に加速して突入口の反対側のエリアへ走る
「にしても、まさか突発性ダンジョンに突入するとはね? 約1年前は脱出していたのに」
「人生とは奇なるモノだよ、主」
「確かにね・・・動体反応を確認」
『ちょい待ち・・・モンスターだね、使い魔のタグも付いてないから敵確定、排除して?』
「了解、ワカモ 60m先右折して直ぐにモンスターがいるから、速度は落とさずに通過して? 僕が狙撃する」
「うむ、任せるぞ?主よ」
僕はフロッティをしっかりと握り少し腰を浮かし両膝でワカモを挟む様にして姿勢を安定させ、深呼吸をして出会い頭にモンスターを撃ち殺す
[経験値を獲得しました]
いつもの様に文字がポップアップしたのを確認しつつ廃莢して新しいショットシェルを装填する
「ゴブリンじゃなかったなぁ・・・オーク?」
「その様だな、という事は 主が遭遇した突発性ダンジョンより少々厄介かも知れん」
「オークってゴブリンより強いんだっけ?」
「あぁ背丈も成人男性程度まであるし、
「なるほど」
『救助要請があるみたい、そこから200m直進して右折後240m直進、どうも家に立てこもっている様だね? 囲まれてるみたい』
「了解です」
春休みとはいえ昼間な為か住宅街に人気が少なかったからか避難民とすれ違う事も無かったのだが、渚から救助要請の一報を聞き返事をしてワカモに合図をして急行して貰う
立て籠もっているなら少し急いだ方が良さそうな気もするし、ゴブリンより知能も上がっている筈だしね?
それから数分掛からずに現場に到着したが、通りにはオークの姿は確認出来ず、家賃が高そうなマンションがあり、入り口のガラスが粉砕されているのが見える
もしかしなくても、このマンションに突入してオークと遭遇戦するのかな?
これは楽しくなりそうだ、いや 本当