前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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272. 慰労旅行

 

 

突発性ダンジョンはダンジョンボスを撃破した事で崩壊し、無事に西区市街地を奪還する事が出来て、要救助者の古参視聴者も救助ヘリへ乗せて、僕は残党狩りへと移行する事になり、存分に暴れ回った

 

やっぱり身軽な方が僕はやりやすいな、うん

 

 

そんなこんなで日暮れまでキッチリ働いて、(なぎさ)から帰宅指令が出たのでステラ・アークの事務者に戻り、ワカモに積載していた装備を冬彩(かずさ)に預けて帰宅する、なんやかんや動き回って疲れたので夕食を大量摂取して就寝する

 

 

「ん・・・朝・・・何時・・・」

 

「おはようカナリアちゃん、今は午前8時よ」

 

「あい・・・おは・・・紗夜(さや)ちゃん?!」

 

 

充電ケーブルを繋ぎっぱなしにしてあるスマホを寝起きでフワフワする頭で手探りで探していると、紗夜が僕を覗きこむ様に見下ろしていて、驚き一気に意識が覚醒する

 

 

「あの・・・なんで僕の部屋に?」

 

「昨日の緊急召集で疲れているだろうと思って温泉へ連れて行く為に来たのよ、アルエットさんに いつも6時頃には起きて朝練してるって聞いたから」

 

「は、はぁ・・・そうなんですね?」

 

 

見下ろす体勢だと話しづらいと判断したのか、紗夜がベッド縁に座る体勢になったので、身体を起こしベッドの上に胡座で座り彼女の話を聞く

 

一応は筋は通っている、いるけど いったい いつの間に母と仲良くなったんだろう?

 

それと何で勝手に熟睡してる娘の部屋に客をあげているのだろうか? 止めてよ

 

 

そんな事を考えたが、どうにしろ僕には どうしようも無い事だし、昨日の疲れを温泉で癒すのは、悪くない

 

 

「支度するので、少し待っていて下さい」

 

「えぇ、急がなくても構わないわ」

 

「そうですか?」

 

 

ベッドから降りて紗夜へ一言 言うと そんな事を言われたが、少し気になるので自室を出て歯を磨いたり用を足したりしてから自室へ戻り、寝間着を脱いでソファに仮置きする

 

 

「カナリアちゃん、幾ら同性とは言え 少しは躊躇いを持った方が良いと思うわよ?」

 

「紗夜ちゃんを信用していますから無問題(モーマンタイ)です」

 

「貴女という子は・・・」

 

 

紗夜を信用しているのは本心なので言うと、紗夜は満更でも無い表情をする

 

まぁ確かに自室とはいえ、来客の前でパンイチは少しマナーに欠けるかも知れないが、ここには僕と紗夜だけなので許される筈だ、多分

 

え? ブラジャー? 必要ないよ、まな板だからね

 

 

そんな訳でキャミソールを着てから適当な外行きの服を着て、ローレライの待機状態の髪飾りを使い髪を纏めて装着し、1日分の着替えを適当なリュックに入れて収納魔法へ入れて

 

 

「お待たせしました」

 

「そうでもないわ、うん 今日も可愛いわね」

 

「そうですか? ありがとうございます」

 

 

紗夜に声を掛けると、お褒めの言葉と謎のサムズアップが送られてきたので、とりあえずお礼を言っておく

 

 

「カナリアちゃんは可愛いわ、でも部屋とギャップが有るわね?」

 

「そうですか?」

 

「えぇ、壁一面に本棚? に映画のDVDが並んでいるし、ガンプラのディスプレイ棚があるし、大画面液晶テレビと高そうなソファがあるし・・・なんか積みプラもあるし、こう女子高生の部屋と言うよりは男性フリーターの部屋? みたいな部屋よ」

 

「その表現には同意しかねますね、見た事無いので」

 

 

紗夜の言う通り、僕の自室は現役女子高校生の部屋には見えない内装をしている

 

壁に一辺分を丸々棚にしてあって、DVDと本が埋めているし、窓と対面の壁はガンプラをディスプレイしている訳だし?

 

散らかっては無いけど、物がひしめいてる部屋だしね?

 

 

「まぁカナリアちゃんが可愛いのは不変の事実だから問題はないわね? さてと (なぎさ)が待ちくたびれてしまう前に行きましょうか」

 

「渚さんもいるんですか? 早く行きましょう」

 

 

紗夜がサラッと そんな事を言ったので、こんな所で悠長に話してる場合では無いと思い、紗夜を引き連れて自室を出る

 

 

この辺りは お嬢様なんだなぁ紗夜は

 

 

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