前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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276. 慰労旅行 5

 

 

 

(なぎさ)と友情を育む約束を取り付けバイクを走らせる事 数十分が経過して、最初の目的地である滝へ到着する

 

「ほへ〜・・・これはこれは」

 

「いつ来ても綺麗だなぁ」

 

「そうね」

 

 

ライダーにとって人気スポットな為か、駐車場と周辺設備がしっかりと整えられていて大変助かるな と思いつつ停車してヘルメットを脱いで滝を見て 思わず声が出る

 

とても綺麗で、来たかいがあったと思える

 

 

「夏季期間中は、下の川で水遊びが出来るらしいけれど、残念ながらまだ早春でやってないわ」

 

「今の時期に水遊びして濡れたままバイク乗ったら最悪死にますよ、お嬢」

 

「分かってるわ、冗談よ」

 

「次は、夏に来ましょう?」

 

「ふふ、そうね?」

 

「言質取ったからね?カナリアちゃん」

 

僕はヘルメットとグローブを収納魔法に入れて、駐車場から滝壺近くまで続く遊歩道へ歩み出すと、2人が そんな会話をしながら後に続いたので、次は夏にこようと提案すると、2人は嬉しそうに了承してくれる

 

 

「近くで見ると、更に凄いですね」

 

「本当、そうよね」

 

「ツーリング同好会で何度も来たけど、今日が1番綺麗かな?」

 

「それは良かったです」

 

 

遊歩道の先端に到達して滝を見上げて呟くと、僕の隣に立った紗夜が同意し、僕を背後から抱き締めてきた渚が言ったので相槌を打っておく

 

 

「カナリアちゃんは温いなぁ」

 

「まだ肌寒い時期ですからね、良かったです」

 

「カナリアちゃんって、平熱高めだったりする?」

 

「そうですね、日本人の平熱より少し上だったかと」

 

「なるほど〜、それは温いね〜」

 

「渚、独り占めは許さないわよ? 変わりなさい」

 

「うぇぇぇ、ご無体な・・・」

 

 

熱供給をして渚とWin-Winしていると、紗夜が渚へ代われと言い出して軽く問答が始まるのだが、僕としては熱供給がされれば渚でも紗夜でも構わないので、傍観に徹しておく こういう時は沈黙こそ賢い選択だと思うので

 

 

その後、数分で渚と紗夜は交代し滝を満喫したので駐車場へ戻り

 

「コーヒー前に花を詰んできますね」

 

「あ、なら私も」

 

「私は待ってるわね」

 

 

用を足す為に2人に断りを入れると、渚も花を詰みたかったらしく駐車場に併設されている公衆トイレへと向かう

 

やっぱり早春で山の中だと、まだまだ寒くてトイレが近くなってしまうのは少し困った事案だと思ったりする

 

いや、まぁ雪が積もってたり路面凍結とかしてないだけマシっちゃマシなんだろうけどね?

 

 

そんな訳で漏らさずに花を詰み終え、自販機で 甘過ぎるとクラスメイトに不評だったミルクコーヒーのホットを購入して飲む、うん甘い

 

 

「・・・カナリアちゃん、凄いね?」

 

「美味しいですよ?」

 

「いや、うん・・・美味しいのは美味しいけど、甘過ぎない?」

 

「そうですか? 僕は甘いの好きですし、これぐらい何とも」

 

「そ、そっか・・・」

 

「渚、カナリアちゃんは超絶甘党よ? 総量2キロぐらいのデラックスパフェを1人で食べ切っていたのだから」

 

「いやいや流石に話を盛りすぎ・・・盛ってますよね? お嬢」

 

 

僕の持つ激甘ミルクコーヒーを見た渚が、珍しく うわぁ と言う表情で尋ねてきたので美味しいと伝えると、紗夜が僕の甘党具合を渚へ伝えるが、信じられない様で紗夜に掴みかかりそうな雰囲気を纏いながら紗夜へ聞き返すが、紗夜は無言で首を横に振り事実だと伝える

 

「あぁ紗夜ちゃんに連れて行って貰った喫茶店?のデラックスパフェですね? 美味しかったなぁ・・・確か去年の今頃でしたよね」

 

「そうだったわね」

 

「マジかぁ・・・カナリアちゃん、今度 私のオススメのお店に行かない? デカ盛りスイーツがあるんだ」

 

「良いですね、スイーツ!!」

 

「わぁ満面の笑みだぁ」

 

 

僕の言葉に紗夜は微笑み返してきて、渚は僕を誘ってきたので笑み返して答えると、少し戸惑った様子で呟く

 

なんだろう? 断られると思ったのかな?

 

 

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