前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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278. 慰労旅行 7

 

 

 

そんなこんな、モトブログ(仮)を始めるか否かは別にしても、3人でツーリングするのは中々良いなぁと思う、共通の趣味があるのはとても良い

 

 

「ん? 熊注意? 」

 

「あら、この辺りは熊が出るのね」

 

「熊ですか・・・階層ボスの熊肉美味しかったなぁ」

 

「あぁ、アレね? 確かに美味しかったね〜」

 

 

山道を安全運転で駆け抜けていると、電光掲示板に そんな情報が映し出されているのを先頭の(なぎさ)が発見し、呟いたので各々が好き勝手な事を言う

 

 

「山道はカーブ多いから、遭遇したら熊に有利かなぁ?」

 

「確かにそうね、熊は四足歩行で走ってくるもの、2輪の私達より安定してるわ」

 

「間違いなく追われたら逃げきれないですね・・・法律的にはアウトかも知れないですが、僕が迎撃するしかないですかね?」

 

 

僕は念の為に反響定位を発動させ、可能な限り索敵範囲を広げながら尋ねる

 

正直言って、バイクを操作しながら障壁アンカーを使うのは難しい

 

正眼に捉えてるなら兎も角、逃走しながら真後ろから追走してくる対象へは当てられる自信が全くない

 

なので、フロッティで散弾を使って威嚇する他ない、常用しているのは鉛玉ではなく岩塩だから周りへの被害も最低限に抑えられる筈だ、多分

 

 

「命の危険があるから法律遵守している場合ではないから、許可したい所ではあるけれど・・・狩猟しなければ証拠は残らないわよね?」

 

「追い払うだけならそうですね?」

 

「僕が転移系が使えれば、もっとスマートに解決出来るのですが・・・」

 

「仕方ないよカナリアちゃん、出来ない事を悔やむより出来る事を考えよう? それに熊と遭遇するって決まった訳じゃないし?」

 

 

最大級に警戒しながら熊対策の会話をしていると、渚が物凄く良い事を言い僕を慰めてくれた、くれたのだが・・・

 

 

「ありがとうございます渚さん、残念ながら・・・50m先カーブを抜けた先、右から熊がコンニチワします、無念」

 

「あちゃ〜」

 

「まだコンニチワしただけよ、(なぎさ) このまま抜けなさい」

 

「了解です、お嬢」

 

 

カーブを抜けた先は幸い直進出来る道なので、カーブを抜けたら直ぐに落とした速度を上げる為にアクセルを捻る

 

そして路肩からコンニチワしている熊とシールド越しに目が合い、僕をガン見してる様に感じ

 

 

「紗夜ちゃん、僕が殿(しんがり)に入ります」

 

「そうね、貴女で無ければ対応出来ないわね、ごめんなさい お願い」

 

「次、左カーブ、キツめ」

 

「了解、行って下さい」

 

 

そこそこの直進路で僕と紗夜はポジションを入れ替わり、僕が最後尾に着き、ミラー越しに熊を確認すると 僕に合わせて追走してきていた

 

 

普段から殺気を浴びながらダンジョンを闊歩しているから、今更 熊に追走されたぐらいでは恐怖を感じないけど、困ってしまう

 

 

とりあえず害意と言うか敵意を感じないけど、あからさまに僕狙いの様だし、どうしようか? 停車して対話してみる? いや、僕は獣と会話出来ないよ、うん

 

 

「・・・ワンチャンに賭ける? うん、賭けるしかないよね」

 

「ちょいちょいちょい、カナリアちゃん? 君は何をする気だね?」

 

「平和的解決の為に賭けにでようかと」

 

「カナリアちゃん、どうする気かしら? 内容次第では許可しないわよ?」

 

 

僕の呟きを聞いた渚が尋ねてきたので答えると、紗夜が内容を尋ねてきた

 

この聞き方、こう言う時の僕は信用されていない様だ、うん分かってる 自業自得だよね?

 

こういう時は、大抵何か突拍子も無い事をやるって認識なんだよね? 今までそうだったから、うん合ってるよ

 

まぁ今回は僕が頑張る訳では無いけどね?

 

 

「ワカモに通訳 又は 交渉してもらいます」

 

「あ〜・・・確かにワンチャンだ〜」

 

「確かに、悪くない賭けね?」

 

「成功するか否か未知なので、絶対に停車しないで下さい」

 

 

僕はワカモを呼び出して熊との対話をするつもりでいる事を2人に告げると、2人は理解してくれた様で そんな事を言う

 

 

さてさて、どうなるかな?

 

 

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