前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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287. 慰労旅行 16

 

 

 

(なぎさ)とサウナで汗を流しながら、やや真面目な話をしていたが若干水溜りが決壊してベンチ下に流れ出したので水操作で水玉に纏めておく

 

「カナリアちゃん、その・・・大丈夫?」

 

「大丈夫ですよ? 」

 

「そう? なんか体感 私の3倍ぐらい汗かいてる様に見えるんだけど・・・」

 

「そう言う体質なんですよ、サウナに入ると尋常じゃない汗をかくんです」

 

 

僕の汗の量に心配になったらしい渚が質問してきたので、そういう体質でとごり押しで説明する

 

実際の所、そう言う他無いので仕方ない、うん仕方ない

 

「・・・ねぇ、カナリアちゃん? 聖水でロウリュしたら効果凄くなるのかな?」

 

「渚さん、どこ見て言ってます? 水玉見てないですよね? ね?」

 

「まさか、まさか、そんな事ないよ? ただ知的好奇心だよ? 本当だよ?」

 

 

なんだか水玉を見て渚が尋ねてきた様な気がしたので、彼女へ聞き返すと なんとも胡散臭い返答が返ってきたので、ベンチから立ち上がりサウナから出て水玉を排水溝へポイ捨てして水風呂に水没して身体を冷ます

 

また水面越しに天井を見上げると、後を追ってきたらしき渚が覗き込んでいたので浮上し

 

「入らないんですか?」

 

「入るけど、ほら見えないからさ? 君を踏んじゃいそうで」

 

「なるほど、それはすみません」

 

「いいよ いいよ」

 

 

そんな会話を交わし渚も水風呂へ入り整う

 

 

「戻って来ないと思ったら、此処にいたのね」

 

「はい、今 整っている所です」

 

「爽快っすよ、お嬢」

 

「サウナかしら? 私は苦手なのよね」

 

暫く戻らない僕達を探しに来たのか紗夜(さや)が現れて、水風呂に並んで入る僕達へ言ったので、状況を端的に説明すると紗夜は そんな事を言う

 

紗夜はサウナが苦手らしい、まぁ人それぞれだよね

 

「ワカモは どうしました?」

 

「ワカモちゃんなら、露天風呂の縁に寝転んで放熱してるわ」

 

「寒そうですね」

 

「水風呂よりは寒くないと思うわよ?」

 

「確かに」

 

 

僕の質問に紗夜が答え、渚が それな と笑う

 

確かに野晒しより、水風呂の方が寒いかも知れない

 

 

そんなこんな温泉やサウナを堪能して温泉浴衣を身に纏い部屋へ戻り、紗夜と渚に拙いマッサージを施し、少しゆっくりしてから 食堂?へ行くと絢爛豪華な夕食が並んでいた

 

 

「おぉ、これは凄いですね」

 

「白米も お(ひつ)で置いてあるわね」

 

「食べ放題だね、カナリアちゃん」

 

「そうですね」

 

「ふむ、これは素晴らしいな」

 

急遽 増えたはずなのにワカモの分まで用意されていて、凄いサービス精神だなと思い、素晴らしいと感じつつ手を合わせてから夕食を口に運ぶ

 

 

「この焼き魚、美味しいですね?」

 

「これは・・・日本酒が呑みたくなる味付け」

 

「貴女、今 禁酒中でしょう?」

 

「分かってます、分かってますよ」

 

「なら良いのよ」

 

 

渚はなんだか悔しそうに夕食の白身魚の焼き魚を食べて言う、僕は知らなかったが、渚は酒呑みらしく紗夜にたしなめられている

 

この様子だと、健康診断とかで引っかかったのかな?多分

 

 

「全く、今 貴女が身体を壊したら貴女だけの問題ではないのよ?」

 

「分かってますよ、お嬢」

 

「本当かしらね?」

 

 

なんか意味深な言い回しな気がするけど、僕は目の前の絢爛豪華な夕食に夢中にならざるえないので、舌鼓をうつ 美味しい

 

とりあえず最初に盛られた白米を食べ終えて、勝手に お櫃から白米を茶碗に盛り食事を続行する

 

ワカモも姿勢良く かつ行儀良く夕食を食べ進める、箸使い綺麗だなぁ

 

 

「この茶碗蒸しも美味しい」

 

「出汁の味も良い塩梅で素晴らしいな」

 

「本当に凄い」

 

 

そんな事をワカモと言葉を交わして食事を続け、2杯目を食べ切り再び お櫃から白米を盛る

 

この白米も美味しいので、食が進む

 

多分、ブランド米だと思うし後で調べてみよう と心に決める

 

あと食べた感じ、水も名水的な奴っぽいので聖水で代用出来る事を祈ろうかな?

 

そんな具合に、3人が1杯目を食べ終えるまでに僕が お櫃の半分ぐらいを食したのだった

 

 

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