前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
僕 1人で
翌朝、寝相の問題か着方の問題か分からないが、起きたら温泉浴衣が乱れに乱れ色々とはだけていた、無念
そんな訳で朝食もモリモリ食べて、来た時とは別ルートでツーリングして夕方になる前に若宮ダンジョン前に到着し、解散した
うん、なかなか良い休暇を満喫できて僕は満足だ
「約3週間ぶりに袖を通すけど、やっぱりピッタリだなぁ」
ツーリング温泉旅から暫くの時が経ち、僕は久しぶりに制服に袖を通し姿見で変な所が無いか確認しつつ呟く
ワカモ曰く抑制されているらしいし、いずれは制服も新調する事になると良いな・・・いや、ないか 母の様に至るまで数十年と言っていたし、本当に数十年で至るか分からない、更に掛かる可能性だってあるだろうし
「・・・また1人 英雄が逝ったのか」
なんとなく流していたニュースで、リューネ王国の前王妃にして英雄であるシャルロットが死去した事が報じられている
どんなチートを有していても、人間の身なら死は回避出来ない
だからこそ、今を生きよう
「あ、そろそろ時間だ、出なきゃ」
時計を見て、気持ちを新たに 髪をしっかり整えてテレビを消し自室を出て玄関から出て駐車場へ向かい、空を見上げる
「うん、澄んだ空だね」
「今日から新年度、良い出だしだな?」
「そうだね、行ってきます お父さん」
「おう、気をつけてな」
駐車場の鉄骨で懸垂をしていた本日非番の父と軽く会話をしてz125proに跨りヘルメットとグローブを装着して出発する
今日から新年度と言う事で道が混みがちだったけど、余裕を持って学校に到着する事が出来た
「今日から新年度だからクラス替えがあるんだよね」
いつもの様に校門前で停車してヘルメットとグローブ諸共 収納魔法に入れて、教室へと向かう
昨今 便利な時代になった物で、政府の取り組みで学生でもスマホを所持している為、保護者や本人へ学校から各種情報が送信されてくるので、僕がどのクラスか掲示物を見にいくまでも無くスムーズに行ける訳だ、うん便利だ
そんなこんな新しいクラスへ入ると、歓喜ムードの新クラスメイトと、廊下で少し悔しそうな元クラスメイトが見えて、どうした物かと困惑する
それから黒板に張り出された座席表を見て割り振られた席に着座して一息つく、まぁ疲れている訳でもないけど
「おはよ、カナリアちゃん」
「おはようニナちゃん」
「今年度も無事に同じクラスで私は感無量だよ」
「なんだか大袈裟だなぁ」
ヌッと視界に入ってきたニナが挨拶をしてきたので、返すとなんとも大袈裟な事を言い出した
僕と居ても僕がマスコット扱いされた時に無抵抗に撫で回されたりするぐらいしか出来ないんだけどなぁ?
「いやいや、カナリアちゃんは もっと自分の価値に気付くべきだよ」
「僕の価値・・・小動物マスコット枠?」
「みんなのアイドルだよ!!」
「アイドル・・・アイドルか・・・」
ニナに言われ、ステラ・アーク内で進められている僕 & ヘンリのアイドル化計画の事を思い出す
今はボイストレーニングと軽度のダンストレーニングをしているけど、本格始動したら、今の比ではないんだろうな
まぁ成り行き全て
そういえば、そろそろ2期生の面接するから覚悟しておいて? と紗夜が言っていたっけ?
もしかして、この先 2期生 3期生と増やす度に僕も面接に駆り出されるのかな?
そうなるよね多分、紗夜が カナリアちゃんも初期メンバー、幹部よ!! 的な事を元気よく言っていた気がするし
ま、頼りにされるのは悪い気はしないし、紗夜には恩もあるし頑張ろうかな