前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳で3種混合パン粉を錬成が完了したのでベーコンに衣付けを開始する事にした
「では衣を付けて行きます」
【雑談に夢中で良くみてなかったけど、ベーコン デカいなw】
【これ何人前?w】
【ベーコン1つでカナリアちゃんの拳2つ分はある、それが10個ぐらいある様に見えるから、10人前?】
【山盛り千切りキャベツあるしなw】
ベーコンに小麦粉をまぶし卵液をくぐらせパン粉を付けていく、思いつきとはいえ、普段から料理をしていて良かった、慣れてないと揚げ物は難易度が高い場合があるからね
「5本ぐらいは お裾分けする予定なので、とりあえずは5人前を完食するつもりです」
【いっぱい食べるカナリアちゃんが好き】
【見た目に反していっぱい食べるカナリアちゃんヨシ】
【噂では鷹樹と同量食べるとか】
【そんなんこんな小さな身体の何処に入るんだよw】
僕の言葉にコメント欄が賑やかになり、少々信じられない 的なコメントが見えて思う
本当、僕のコンパクト軽量ボディの何処に入って行くのだろうね? 僕本人にも分からないんだよね
「どこでしょうね? 胃である事は確実だと思いますが」
【そうだけど、そうじゃないw】
【違う、そうじゃないw】
【カナリアちゃん、ワザとかい?w】
衣付けの終わったベーコンをバットに並べながら、脳死で言うとヒト笑い起こる、何故だろう?
まぁ元々カナリアチャンネルの視聴者はノリが良い様だし、そう言う事なんだろう、多分
「あぁそうだ、油を温めなきゃですね。 ごめん ワカモ、お願い」
「あぁ、承知した」
【ワカモ氏、おったんやなw】
【ワカモマッマ、ちーす】
【流石はワカモマッマ】
両手が塞がっているのでワカモに油鍋の火をつけて貰う様にお願いすると、画角の外から歩んできてコンロの火をつけてくれる
「主よ、今は若い故 ベーコンカツを5本食べても大丈夫だが、30を超えたら油に負け始めるかも知れぬ、今の内に堪能すると良いだろう」
「え? うん、分かったよ」
【ワカモ氏www】
【なんか言葉に重さを感じるw】
【長年生きていると、自分の老いを感じる瞬間があるんよ】
【カナリアちゃん、キョトンとしてるやんけw】
なんか知らないけど、ワカモが妙に重みのある声色で言ってきて、僕は少し困惑する
確かに脂っこい物を気にせずに食べれるのは今だけかも知れない、前世で少し感じた事のある老いだし?
「スープも有った方が良いかな」
「ふむ、確か簡易のオニオンスープがあった筈だ、吾が持ってこよう」
「ありがとう」
「構わぬよ」
【ランチが完成しそうw】
【あとは米かパンが有れば完成やねw】
【誰か持ってきそうw】
ベーコンカツの衣付けを終えて手を洗い、お湯を沸かす為にヤカンを器具置き場から取り出して聖水をヤカンに入れて火にかけながらコメントを流し読みし、確かに白米かパンが欲しいな と思う
まぁ、食パンは先程 生パン粉に転生させてしまったので無いし、生米も持ち合わせていないので、食べられないのだけど
「さて油の様子を伺いながら揚げていきましょう」
【大詰めだな】
【此処からが本番だ】
【上手く上がれば最強だな】
【これはビールが美味い奴だな、きっと】
余ったパン粉を少量摘んで油に投下して温度を確認し、とりあえず4個ほど投入する
「良い音ですね、セットに備蓄されていたサラダ油ですけど、もしかして良い油なのでしょうか?」
【あー揚げ物の音〜】
【くっ・・・腹減って来た】
【ウーバー頼むか〜】
【おやおやカナリアちゃんは、また経済を回してしまいましたねぇ】
【こりゃまたウーバーがパンクしそうやなぁw】
ベーコンカツを揚げ始めると、とても良い匂いがし始めて僕の腹の虫が鳴き始め、視聴者は音と映像を見て腹の虫が鳴き始めた様だ
そうか、ウーバーで白米を注文すればワンチャン行ける・・・うん、なんか止めておいた方がいい気がするから、やめとこ