前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
時間にして10秒足らずの時間で有ったが、多重障壁を2枚程割られてしまい、少しギリギリだったなと一息つく
「ありがとうカナリアちゃん」
「いえいえ、役目ですから」
「水ブレスに自身の歯を混ぜている様だな」
「そうだよね・・・当たったら痛いでは済まないね」
【言葉とは裏腹に楽しそうだねカナリアちゃんw】
【噛みごたえが良いモンスターを期待していたしねw】
【案外、この鮫の味が気になってるだけかも知れんぞ?】
【美少女美食ハンター カナリア、始まります】
【ニチアサか土日のゴールデンタイム枠やなw】
多重障壁を解除して 飛びかかってきた鮫犬にサッカーボールキックを叩き込みケルベロスシャークにシュートすると、真ん中の頭が遠吠えをして眷属召喚をし取り巻きを増やす
「もしかして、首ごとに役割がある?」
「RPGの定番なら、そうなるな」
「そうね、定番よね」
【鮫犬は肉をドロップしないのか】
【眷属召喚だから、か?】
【真ん中が司令塔なら、左右にも役割がある?】
【テンプレだと、そうなるよな】
首ごとに役割があると仮定して、真ん中の眷属召喚は ある程度無視しても良い、これぐらいの召喚速度なら対処出来る
故に今 警戒するべきなのは水ブレスだ、防ぐのに足を止めて多重障壁を使わないとダメだからだ
不幸中の幸い、水ブレスは連射が出来ない様で 今はリキャストタイム中らしく撃って来ない
「探るのも手ではありますが、次の水ブレスを撃たれる方が面倒な気がしますので、攻めましょうか」
「構わぬが、どうする気だ? 主よ」
「銃剣突撃しようかな? 僕だけなら道を作って行ける筈だし」
「ふむ、主の そう言う所、吾は嫌いではないぞ」
「ありがとう、ワカモ」
「仕方ないわね、このままでは消耗線だし、そもそも このパーティリーダーはカナリアちゃんだし、貴女の決定に従うわ」
「ありがとうございますCEO」
【このタイミングで銃剣突撃を選択するのがカナリアちゃんらしいw】
【そりゃワンショットキル出来るし、ケルベロスシャークへ到達すれば良い訳だしね?】
【ダンジョンモンスター特効のカナリアちゃんのサポートに回るのが最善策である事は否めない】
【対ボスモンスターにおいて最適解なのは、そう】
僕の決定に異を唱える人はおらず視聴者も概ね好意的な様で、理解あるコメントが流れてくる
「それでは取り巻きはお願いします」
「任せよ、久々にポーター以外の仕事をしておこう」
「任されたわ、存分にやりなさい」
【お、ワカモマッマも出陣か?】
【勝ったな(確信)】
【なんだかんだ言ってもCEOもカナリアちゃんに頼られるの嬉しそうやな】
3人に指示を出し、ケルベロスシャークへ駆け出すと ガリューが僕の前に出て先陣を切り道を開いてくれる、こちらの方が確実と判断したのだろう
「ありがとうガリュー」
「〔
【やっぱガリューは忠義の騎士やね】
【ガリューかっけー】
【槍捌きも様になってるなぁ】
僕 単独より楽にケルベロスシャークの元へ到達し、フロッティでスラグショットを胴体に放つが、しっかりと撃ち込めなかった様で出血が見受けられない
「鮫肌は頑丈って事かな?」
【カナリアちゃん、冷静っすねw】
【これがカナリアちゃんの持ち味】
【スラグショットで致命傷にならないって、硬いなぁ】
確か鮫皮を使ったおろし金があるから、それなりに頑丈だとは思うが、まさかスラグショットを防ぐとは予想外だった
爬虫類とかあからさまに鱗、頑丈! みたいな感じじゃ無かったからね、うん
まぁスラグショットがダメでも、他に手が無い訳じゃないし畳みかけようかな?
僕は自分とケルベロスシャークを密閉する様に多重障壁を展開し、有り余る魔力に物を言わせて水魔法で水を生成していく
これなら大丈夫のはずだ、多分