前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
父へ暫定 熊の様子を確認して貰いつつ、仮に聖女パワーが漏れた結果なら、前回と同様に対話で事を済ませたいと思う・・・対話で済めば良いなぁ
「居るな、多分 ヒグマか? 」
「やっぱり熊かぁ・・・説得するしかないかな」
「そうね、ゴールデンウィークで他にもキャンプ客がいるし、騒ぎになる前に帰って貰いましょう?」
「そうですね」
「俺が言うのもアレだけどよ、お前等 キモが座ってるな?」
「私は か弱い一般人ですが、大型魔獣を瞬殺できる大魔法使いが居て、尚且つカナリアちゃんも居るので」
【パッパの言いたい事も分かるw】
【CEOもスタッフも動じずに お茶飲んでるしねw】
【メイドだけ護身用の槍っぽいの持ち出してるねw】
【確かに五月七日家が揃ってるから余程の事が有っても大丈夫だよねw】
猟銃にマウントされたスコープを確認し、この後の対応をどうするか考える・・・いや、考えるまでもなく対話1択な訳だけど、通訳であるワカモを召喚しないとダメだな、うん
あと
「それじゃ、僕達が借りてるスペースから逸脱して他のキャンプ客に見つかる前に、対話して帰って貰いましょう、行ってきます」
「えぇ、気をつけて」
「説得頑張ってね〜」
「おい、1人で行くのか?」
「なら、アナタも付いていけばいいのよ」
「え? あー・・・まぁ お父さんなら大丈夫かな? ガチムチだし」
【普段からモンスター相手にしてるから、熊 程度じゃ何も思わないんやねw】
【キモが据わっておるw】
【ゆるい、ゆるすぎるw】
【ちょっと、そこの自販機でジュース買ってくる的な緩さw】
【パッパのツッコミが正解w】
父 以外 僕の心配をしていない様で、緩い雰囲気で送り出され 父が抗議したので同行して貰う事にし、プチ モーゼな感じで集まった鳥類の群れの間を進む
「お前、これスゲーな」
「ほんと、ねー?」
【あぁパッパの反応が新規視聴者と同じで新鮮w】
【我らは訓練されてしまったからなw】
【砕けた口調のカナリアちゃん かわよい】
プチ モーゼ気分を味わいながら、微速前進してきている熊 の前までやってきて、2m程距離を開けて立ち止まると、熊も停止しつぶらな瞳で僕を見てきて
「きゅぅーん」
「・・・熊って、キューンて鳴いて へそ天するんだな? 知らなかった」
「いやぁ僕も良くは知らないけど、僕が居るからじゃない?」
「そう言うモノか?」
「そう言うモノじゃないかな?」
【おっと? パッパは適応力が高いぞ?w】
【そりゃカナリアちゃんのパッパやし?w】
【ヴァンツァーパイロットやろ? そりゃ臨機応変の適応力なきゃ生き残れないわ】
【熊がヘソ天・・・やはりカナリアちゃんは天使?】
見た目からは想像出来ない可愛い鳴き声を出し、仰向けに寝転び腹を見せてくる、これは所謂 服従のポーズと言うやつだろう、多分
とりあえず彼? は僕達への害意は無い様なので、ワカモを召喚して通訳をして貰う事にした
「ふむ、今日は吾の出番は無いと思っていたが・・・なるほどな? また成長してしまったか」
「そうみたい、休んでいる所ごめんね?」
「構わぬよ、通訳は吾にしか出来ぬしな」
【ワカモ氏、通訳できるん?】
【確かに九尾だけども】
【流石はワカモ氏、優秀】
ワカモを召喚すると、ヘソ天の熊と僕達を見て状況を察したワカモに謝罪をするとワカモが熊の方へ近寄る
「くぅーん」
「ほう、そうか。分かった」
「この子はなんて?」
「この周辺に住む熊を代表して挨拶をしに来たらしい」
「そうなんだ、こんにちは?」
【ワカモ氏 優秀】
【代表か、賢い】
【あれ? 熊って群れないんじゃ?】
【アレじゃね? 生息域が競合するから折り合いつけてるんじゃね?】
【なるほど?】
とりあえず僕に挨拶をしに来ただけの様なので、満足したら帰ってくれるだろう、多分
いやぁ本当に良かった、この辺りは僕達が1区画借りてるからね