前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
母の言葉に甘えて ドラム缶風呂を両親に任せて、僕は
「あら、おかえりなさい カナリアちゃん」
「おかえりー」
「おかえりなさいませ」
「ただいまです」
【もう見慣れたけど、紙袋ヘッドは奇抜だよなw】
【スタッフの紙袋の上からメガネなんはウケるw】
【いやぁ、メイド服に紙袋ヘッドも大概だと思うぞ?w】
【それなw】
彼女達に出迎えられ僕は元いた位置に座り、すっかり冷めてしまった母特製薬草茶を飲む、うん 冷めてても美味しい
「その様子だと、対話には成功したみたいね?」
「はい、父が熊と相撲をとって一本背負を使い勝利しました」
「そう・・・・ん?なんですって?」
「鶖斗さん、相変わらずパネェ」
「ナイスバルクです」
【メイドw お主も我等側の人間なのか?w】
【実はメイドもトレーニー?w】
【CEO 一瞬流しそうになってるの草】
【スタッフ爆笑してるやんけw】
【耳を疑いたくもなるよな、うんw】
お茶を飲んで一息ついていると、紗夜が尋ねてきたので ありのままを答えると、一瞬 スルーすると見せかけて 異変を感じ取ったのか聞き返してくる横で
「父が熊と相撲をとって一本背負を使い勝利しました」
「うん、聞き間違いでは無かったのね」
「残念ながら事実です」
【事実を受け止めきれてなさそうw】
【誰だって耳を疑うわなw】
【俺も目の前で起こってなきゃ嘘だと思うわw】
再度 僕からありのままの事実を聞いた紗夜は、少し考える人みいな体勢になってしまう、すまない紗夜
「・・・ねぇ カナリアちゃん、
「そうですが?」
【なんか疑い出したぞw】
【そりゃ疑いたくもなるわw】
【それはそうw】
考える人(仮)の状態で紗夜は真剣な声色で尋ねてきたので、素直に答える
「僕の知る限りでは、お父さんは純日本人ですし、先祖に異世界人がいた痕跡も無いですし、少なくとも お父さんには魔力はありません」
「つまり重量・パワー的に不利な相手に勝利した訳ね?」
「そうなりますね」
【よくよく考えなくても偉業だよな】
【冷静に考えると、マジヤベー】
【俺等は訓練され過ぎてるからアレだけど、純日本人なのに熊に勝ってるんだよな】
【ん〜・・・刃牙かな?】
紗夜の反応とコメント欄を見て、そういえばそうだな と思う
確かに父は純日本人だから魔力がないし、それを僕は知っている でも僕より普通に強い気がするんだよね、父
本当に素人知識の漫画知識だけど、筋肉の使い方と骨や軸の回し方次第でパワー差を凌駕出来るとか何とか聞いた事がある、合気道とかの武道の技も そんな感じだった筈、多分
「あー・・・そうか、その方面にも伸ばしたらいいのかな?」
「どうかしたかしら? カナリアちゃん」
「いえ、CARシステムも 大分使える様になってきたので、次は合気道の技術を取り入れてみようかなぁ〜と」
「なるほど、それもアリね」
「カナリアちゃん ジョン・ウィック化計画?」
「人型モンスターに良く効きそうですね」
【急に真面目な話をし始めたぞw】
【すまねぇ、ジョン・ウィックって誰?】
【某米国産の映画のタイトル 及び 主人公の名前、統合騒乱前の映画だぬ】
【チョロっと調べたが、何年か前にリューネのダンジョンで発掘されたみたいだな、今のところ1〜4があるらしいぞ?】
【ほぉーん】
現状 僕の戦闘スタイルはフロッティを主軸に置いた近中距離戦、この先 迷宮エリアを抜けた後には、更に近距離での遭遇戦になる場合も考えられる
その場合は、いくらフロッティに銃剣があるとはいえ、手数が足りなくなるかも知れないので、CARシステムを習得している訳だ
そこにジョン・ウィックを参考にした、ガン・フーを再現出来たら僕は更に強くなれると思う
まぁ今の所、人型のモンスターは 突発性ダンジョンの時のゴブリンとオークにしか会った事ないけれど