前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
とりあえず
「カナリア、お風呂を沸かしたわよ」
「ありがとう お母さん」
【テントの向こう側でドラム缶風呂のアレコレしてたんやな】
【いつ見ても若くて美人のマッマやなぁ】
【若さの秘訣はなんだろうか?】
ドラム缶風呂の世話をしていた母がヌルッと現れ、にこやかな笑みを浮かべて そんな事を言ってきたので、お礼を言っておく
「そうね・・・CEOやスタッフ達から入って貰おうかしら? その間に、私達で夕飯を作ってしまうわ」
「あの、
「あの人なら後に回ってもらいましょう? 見ての通り大きいし」
「は、はぁ・・・」
【マッマw】
【あんた、自分の旦那をw】
【確かにデカいけどさ?w】
母の指示に
娘の僕からしても、今のは扱いが雑だな と思う反面、身長180㎝オーバーの体重100㎏超のガチムチがドラム缶風呂に入ると、せっかく沸かしたお湯が流れて行ってしまう気もするので、僕からは何も言わないでおく
「目隠しとかも、私の方で どうにでもするから気にしないで頂戴?」
「それじゃぁ・・・お言葉に甘えさせていただきます」
「えぇ、順番は貴女達で決めて頂戴、カナリア 貴女は パパと夕食作りを」
「はーい」
【なんか気の抜ける返事w】
【やはり実母相手には緩いのか?w】
【かわいい、よし】
僕は母の指示に従い、キッチンセットを組み立てて食材をテーブルに並べている父の所へ向かう
「今日は何を作るの?」
「人数も居るし、やっぱバーベキューだな」
「なら、具材を切り分けて串に刺す感じ?」
「基本は そうなるが、汁物も有った方が良いから、スープも作る」
「分かった」
【パッパ、料理出来るんやな】
【流石に具材を切って串に刺すぐらいなら出来るだろw】
【世の中には生米を洗剤で洗うツワモノがおるから油断出来んのやでw】
【これは様子見やな】
父の指示を聞きながらチラッと見たコメント欄に、そんなコメントが流れているのが見える
確かに父は料理とかする様な見た目をしていないし、主食はプロテインと言われたら信じる様な見た目をしている
しかし、父の料理の腕は 僕より数段、数十段上を行くと、僕は思っているので、これは視聴者を見返す必要がある、うん 絶対に度肝を抜かねば
「それじゃ始めよう? 僕はバーベキューの食材を用意するから、お父さんはスープの方をお願い」
「おう、任せたぞ」
【え? 中華包丁?】
【でっか】
【普通キャンプに中華包丁を持ってくる?】
僕は聖水で手を清めたあと、フロッティの銃剣を展開してテーブルに並ぶバーベキュー用の具材の1つである塊肉を一口大に切り分けてバットに積み上げていると、父のマイ包丁を見た視聴者が良い反応をしてくれる、良い感じだ、うん とても良い
そんな事を思いつつ塊肉を分解し終えたので、次は野菜類へ取り掛かる為に銃剣を聖水でしっかりと洗い、ピーマンとかキノコ類を切っていく
【手際良い〜】
【どんだけ〜】
【見た目に反してるぞ〜】
「お父さんの ご飯はとても美味しいのです」
「家なら、もっと手の込んだの作れるけどな? やっぱ火力が欲しい」
「キャンプ用の簡易コンロに、あまり求めない方が良いんじゃない?」
「まぁそれもそうか」
【ドヤ顔のカナリアちゃん、かわよ】
【カナリアちゃん、家族好きだもんね】
【自慢のパッパなんですね、分かります】
【かわいいはせいぎ】
そう父は自慢の父なのだ
母 ほどでは無いが高収入の分類に入るし、ヴァンツァー部隊の隊員からの信頼も厚いし、料理も出来て自己鍛錬を怠らないトレーニー、強くてかっこいい自慢の父である
年中タンクトップで、見た目寒い時もあるが、尊敬している1人だ