前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳で父が目を離した隙にスープを作っていた寸胴鍋に聖水を注ぎ入れておく、隠し味としてバッチリだと思う
「次は炭の火起こしだな」
「そうだね」
【安定の組み立て速度w】
【早過ぎるんよなぁw】
【やっぱりプロのキャンパーなんやな】
夕食の下準備が出来たので、父と共にバーベキュー台を組み立てて安くて使い勝手の良い専用の炭を敷き詰めてガスバーナーで火を着ける
当たり前だが、火力が出るまで時間が掛かるので、どうしようか考えていると
「少し邪道だけど、ブロアーを使うか」
「火の粉 飛ばない? 大丈夫?」
「そんな火の粉が飛ぶ炭じゃないし、大丈夫だろ」
「そっか」
【文明の力は使おうw】
【自力の火起こしも乙だが、やはり文明の力も捨てられないw】
【火の粉を気にするの偉い】
【多少なら下に落ちても延焼しないだろうけど、テントは燃えるだろうしね?】
父の提案を聞き僕が尋ねると、そんな事を言ったので納得する、最悪 燃えても僕の水魔法で消火出来るし父に任せておこう
そんな訳で、念の為の水玉を生成して浮遊させながら、洗車の時に使っているバッテリータイプのハンディーブロアーを使い風を送り込み強制的に火を回し火力を安定させる
「これぐらいでいいか、焼くぞ」
「うん」
【ちゃんと手を洗うの偉い】
【衛生管理しないとね】
【カナリアちゃんなら大抵大丈夫そうな気がするけど、CEO達は違うもんねw】
きっちり聖水で手を清めてから、バーベキュー台に串打ちされた夕食をを並べて自前の岩塩を振り掛けてコショウも惜しまずに使う、これぞ極意
ほら、岩塩は無料だしね?
「やっぱ肉は豪快に焼く方が美味いよな」
「確かにそうだね」
【美味そう】
【くっ・・・飯テロだ】
【俺はウーバーの注文をするぞ、ジョジョ!!】
【唐突にディオいて草】
父と2人で肉の焼き加減を見つつ育てていると、そんなコメントが流れているのが見える、すまない視聴者 また飯テロをしてしまって すまない、あとウーバー配達員の人達も すまない
でも、僕のチャンネルでは飯テロは恒例行事だし、許して欲しい
「・・・飯テロするなら、リンク載せる方が効率がいいかな?」
「ん? どうかしたか?」
「あー・・・あのね? 僕って たまに料理配信して飯テロを起こすんだけどさ? それで出前とかデリバリーとかウーバーとかを頼んでる視聴者がいるみたいだから、最初から概要欄にリンクを載せたら 視聴者も喜ぶのかなぁって」
「ふぅん・・・それはCEOに相談する事だな?」
「だよねー」
【それはそうw】
【これはワンチャン、コラボとか発生する?】
【コラボカフェとか良いな】
【期間限定でも良いから出して欲しい】
父にポロリと口から溢れた独り言を聞かれてしまい、尋ねられたので答えると、やはり
「カナリア、そろそろ良い具合だからアルエット達を呼んできてくれ」
「はぁーい」
【お、宴の始まりか】
【ウーバーが待ち遠しいぜ】
【俺、ウーバーが届いたら柚子胡椒唐揚げを食べるんだ】
【死亡フラグみたいで草】
バーベキューが良い具合に焼けてきたので、紗夜達を呼んでくる様に父に指示されたので、返事をして呼びにいく
まぁ呼びに行くって言っても、テント裏辺りだから 距離自体は大した事ないんだけどね?
「ご飯できましたよ〜」
「そう、丁度良いタイミングね」
「そう?」
「えぇ」
【理屈は分からないが、パーテーションみたいのがある】
【障壁術の応用?】
【なるほど、敢えて不透明度を高めてあるのか、凄い】
【迷わずノックするカナリアちゃんの胆力w】
薄水色の壁?を拳で叩き 用件を伝えると、母がヌルっと現れていうので、相槌をうつ、母が丁度良いと言うんなら丁度いいんだろうし?