前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんやかんや
そんな訳でゴールデンウィークも3日目を迎えた今日この頃、僕と鷹樹は若宮ギルドの玄関前広場の一角を借りてライブ配信を開始する
「みなさん ごきげんよう ステラ・アーク0期生 カナリアです」
「同じく ステラ・アーク0期生 鷹樹だ」
【ゴールデンウィークで連日配信助かる】
【今日は鷹樹同伴か】
【いや、マジで似てねーなw】
klx250(仮)を背景に開始の挨拶をすると、相変わらず僕と鷹樹が似てないと言うコメントが散見する、それは本当に同意しか無いよ、うん
「僕と鷹ちゃんが似てないのは 今に始まった事じゃないので、今日の本題に入って行きたいと思います」
「そうだな、生まれた瞬間から似てないし仕方ないな、うん」
【安定のマイペースw】
【自他共に認める程に似ていないw】
【諦めの局地w】
【草草の草】
あんまり長く雑談をしてしまうと本題に入るタイミングを逃しそうだったので、適当な所で無理矢理にでも進行してしまう事にした
コメント欄を見る限り視聴者は気にしていない様だから良かった
「本日は世界初? のダンジョン内向けに調整されたオフロードバイクを企業様より、ご提供して貰いました」
「今から試乗インプレッションをして行くから、期待していてくれ」
【これはまたなんと面妖な】
【とうとうダンジョンにオフロードバイクを持ち込むのかw】
【だから、若宮ギルド前なん?】
【ん、シート高が高い】
僕と鷹樹はカメラドローンがklx250(仮)が しっかり映る様に左右に分かれ喋ると、コメント欄に動揺が広がっている様に見受けられる
「コメント欄で指摘がある様にシート高が高いですね」
「スペック表だと890㎜ となっているな」
「890㎜かぁ・・・僕の
「鳩尾の少し上ぐらいだな?」
【いや、カナリアちゃん乗るの無理くない?】
【幾ら免許持ってても、足がつかないとヤバいじゃんね】
【と、言いつつ秘策があるんでしょう?】
【そういやカナリアちゃんはライダーだったな】
klx250(仮)の前に立ち、見た目やシート高のレビューをしながら、やはりシート高が高いなぁと感じる
どれぐらい高いかと言うと、シートに跨ったら僕の足が地面に着かずにブラブラ出来るぐらいだ
「足付きチェックをしてみよう」
「どう? 鷹ちゃん」
「サスも丁度良いが足付きは・・・まぁお世辞にも良いとは言えないな、とはいえオフロードバイク全般に言える事だけどな?」
klx250(仮)に跨り足付きチェックをする鷹樹の踵が浮いていて爪先がしっかりと接地している様に見える、身長180㎝超えの鷹樹でこれなら 大抵の人には相当高く感じるだろうな
「あとは車体自体が軽いし、片足でも踏ん張りが効くだろうから不安は少ないな。ただ普段乗ってるバイクと違いがありすぎて実際に乗り回してみないと、これ以上は何とも言えない」
「確かに そうだね? 僕も普段のと違うから少し楽しみだよ」
「それな」
【ワクワク】
【これを期にバイクの免許取ってみるか】
【ふっ、カナリアちゃんに触発されて既に取得済みの俺には隙は無いぜ】
【古参で中免以上を持ってない奴、いねーよなぁぁ?! 】
【いる訳ねーじゃんw】
そう言い鷹樹はバイクから降りてカメラドローンへ向き直るのを見て
「それでは試乗はダンジョン内でやりますので、一旦移動します」
「屋内を移動するから、一旦待機画面に切り替わるが、許してくれ」
【はいはーい】
【待機やで】
【待つで】
【たーいき】
僕と鷹樹の言葉に反応のコメントが返ってきたのを確認し待機画面に切り替えて貰い、僕と鷹樹はバイクを押して自力でダンジョン内へ侵入するのだった、ほんと車体が軽くて押しやすい