前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんな相変わらず過大評価のヘンリを軽く宥めたり、ヘンリに影響されて悪ノリを始めた視聴者を宥めたりしつつ20層 攻略を進めるが、やはりモンスターと遭遇しないまま、チェックポイントへ到達し
「此処に仕掛けがある可能性が高い地点ですね」
「マッピングした地図ある?」
「ありますよ、塩板ですけど」
「見せて?」
【先程とは打って変わって真剣な表情になったな】
【塩板からアップデートされてないのかw】
【まぁアイテムバッグあるしね? うんw】
前回の探索で作成した塩板をヘンリに渡して地図を確認して貰っている間にコメント欄を見ると、そんなコメントが流れているのが見える
実際、清書するのが面倒だったのと別にいいかなぁ?と思ったからだったりする
とはいえ、嵩張るしどうにかしようかな?
「ワカモ、筆記用具あったかな?」
「メイドが荷物の中に追加してくれておるぞ、あと吾がマッピングした物を記入しておいた」
「おー、流石はメイドさん とワカモ」
「ふふん、吾には造作もない事よ」
【メイド優秀やなw】
【カナリアちゃんて、しっかりしている様で 割と適当な所あるよねw】
【ワカモ氏も優秀w】
【ワカモ氏 嬉しそうw】
流石にアップデートしようと思い ワカモに尋ねると
そしてワカモも一仕事してくれていたので、2人を讃えるとワカモも嬉しそうにしてくれているので良かった
そんな感じで和気藹々としていると、塩板をみていたヘンリが顔を上げ
「ぼく の記憶と差異は無いから、此処で合ってる筈だよ カナリア」
「そうなんですね?」
「うん、だから・・・ダイナミック訪問で解決する」
【ヘンリ姫www】
【チカラこそパワーw】
【信じられるか? これで一国の姫なんだぜ?w】
ヘンリは僕に反応する暇を与えずに怪しい壁に向かって綺麗な回し蹴りを叩き込み粉砕して通り道を作りドヤ顔をして
「それじゃ行こうかカナリア」
「そうですね、ヘンリさん」
「やれやれ、やはり暴力は全てを解決してしまったか」
【渾身のドヤ顔w】
【カナリアちゃんもスルーなん草】
【ワカモ マッマw】
【チカラこそパワー、これぞ真理】
ヘンリの活躍でコメント欄が大草原と化してしまっているが、僕としては 割とある出来事の様な気がするし、盛り上がってるなら良いのかな?と思う
どうせ仕掛けが分からなかったら最終的にC4で発破するし、これで良い 多分 メイビー
それからヘンリの開けた大穴から進行して探索を続けていると、数分程度で 前回と同様の怪しい部屋を発見する
「さて、前回は安地でしたけど、今回はどうでしょうね?」
「多分、問題ない」
「ん〜・・・中にモンスターはいないみたいですね」
「任せて」
【お、やっとバエルソードの出番か】
【素手でも強いヘンリ姫は剣も使えるの凄い】
【そもそも8本もソードファンネル使えるのがヤバイ件についてw】
【ワイには無理やw】
ヘンリは 僕達に少し下がる様にジェスチャーをして自身の周りに浮遊させていたバエルソードの1つを手に取り、軽く振り扉をバターの様にやすやすと切り刻む
バエルソードの切れ味も そうだけど、その切れ味を活かせるヘンリ自身の腕前も凄い、素直に尊敬する
「ルームクリア」
「予想通り安地ですね」
「セーブポイント更新」
「はい」
【ヘンリ姫がプロの探索者だから進みが良いな】
【流石だぜ】
【パイセン強い】
自分で粉砕した入り口から侵入して室内の安全を確認してから、僕達を招き入れてくれたので、指示に従いセーブポイントの更新をする
さてと、この後はどうしようかな? 順調に進んだから休憩まで少し早い気もするが、十中八九 この後 ボス戦に突入する筈だから、休憩するべき?
そんな事を考えつつヘンリをチラリと見ると、少しシオシオになり始めてる気がしたので休憩する事にした