前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
とりあえず驚きつつリコリスを背負って見ると、不思議なぐらい馴染んで動きを阻害しなくて、更に驚きを隠せない
「凄いでしょ〜?」
「えぇ、本当に」
「私、頑張っちゃったよ〜」
【確かにスゲーけど】
【やっぱ小学生感が増してるw】
【かわいい、よし】
軽く動いて確認してマリアへ言うと、マリアはニコニコと笑みを浮かべ続け
「とりあえず説明をするね? カナリアちゃん左利きだから左にハンドガン、右にナイフを登録してあって、替えマガジンは下部から供給するよ」
「左がハンドガン・・・下部から供給」
【グロックかな?】
【消耗品として優秀だな】
【戦いは数だな、うん】
サッチェルバッグ左側のつまみを引きグロック17を抜き軽く構えてマガジン交換をして動きを確認する
「体感、手を出した場所にマガジンが降りてくる感じで使いやすいですね、グロック17も普通に悪くないですし」
「でしょ? 左利き用にスライドを改造してる以外は 変に改造してないからね〜、一応 登録を変更すれば使用火器の変更出来るよ? 弾薬補給に関しては上から入れればいいから」
「便利ですね」
「道具は使いやすく無いと、使わなくなっちゃうからね」
【なかなか真理やな】
【確かに性能が良くても使い勝手が悪かったら使うの億劫になるもんな】
【然り然り】
グロック17をサッチェルバッグのホルスターに納めて閉鎖し、また軽く動いてみるが、勝手に開閉したりカタカタも言わないので、本当に凄いと思う
「ありがとうございます、マリアさん」
「いいよいいよ、お礼はウチの子になるで十分だから」
「それはお断りします」
「あちゃー、フラれちゃったなぁー」
【マリア、お前w】
【油断も隙もねぇやっちゃなw】
【コヤツww】
マリアにお礼を言うと、邪な事を言われたので速攻で断りを入れると、特段残念そうにせずにカラカラと笑う、油断も隙もないなぁ
「そろそろ行かない? 視聴者も飽きちゃうよ?」
「そうですね、行きましょうか」
「マリア、1番槍 いっきまーす」
【文字通りの槍使いなんだよなぁw】
【
【こりゃぁ瞬殺か?】
待ちくたびれたヘンリの一声に僕達はボス部屋へ入る
部屋の中は、前回ケルベロスシャークがいた部屋の様に広く、中央に頭が6個ある爬虫類がいて、僕達へ威嚇の咆哮を上げている
「首の長い・・・トカゲ?」
「ヒュドラとか、そんな感じのモンスターかな?」
「んじゃ小手調べ」
【うーん、研究職の動きじゃないんだよなぁw】
【速いなぁw】
【なんで1踏み込みで肉薄できんだよw】
【日本刀って、舐めプしてるやんけw】
自身の影から得物の日本刀を取り出したマリアが瞬きをしてる間にヒュドラに肉薄して、首を1つ落として血払いをしている、速い
「よっわ・・・こんなナマクラで斬れちゃうの?」
「マリアの腕が良過ぎるだけ」
「ありがと〜 ヘンリちゃんならヒュドラ食べれるだろうし、肉は蒲焼きにしてあげるね!」
「うん、楽しみ」
【うーん、色々とおかしいw】
【立花の血、怖いw】
【余裕で切り刻んでるんだよなぁw】
マリアは何故か落胆した様子でヒュドラの前脚を斬り落とし、体勢を崩した隙に再び首を2つ落とし、流れる様な動きで返り血を浴びる事もなくヒュドラを解体し、あっという間に撃破してしまう
文字通り、圧勝である
そんなマリアは、ドロップした肉を影から出した簡易キッチンで小さく切り串打ちをして蒲焼きを作り始めたので、僕は彼女を放置して生えてきた宝箱を確認し、鍵の2個目を入手する
「これで残り1つ」
【マリアの活躍で、ものの数分で戦闘が終わったねw】
【あんな無茶苦茶な戦い方、なかなか無いな】
【アレで本業が研究者なの信じられないわ】
僕は鍵を握りしめながらコメント欄を見て、そのコメントに同意する
リューネ人って、やっぱヤベー