前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ドヤ顔のヘンリ 17歳240ヶ月 は一通りの自己紹介を終えて、新年度が始まって以来 ずっと空席だった席へ座り、それを確認した担任がHRを開始し、色々な引き継ぎをしていく
まぁゴールデンウィーク明けだからとはいえ、近々に学校行事がある訳でも無いので、特に物珍しい事も無いままHRが終わると同時にヘンリはクラスメイトに囲まれて、色々と質問責めに会う
頑張れヘンリ、僕は君を応援しているよ
そんな訳で僕は僕でニナやハジメに捕獲される前に教室を離脱して お花を詰みに行っておく、いやはや生理現象には抗えないよね
トイレの帰りにシホやミコトと遭遇して抱きしめられたり抱き上げられたりして、相変わらずのマスコット扱いをされるが、まぁ良いかな?
そんなこんな2人と他愛無い話をしたりして1限目の鐘が鳴ったので解放してもらい教室に戻り、真面目に授業を受ける
自分で学費を出してるとはいえ、お金を支払っている以上は無駄にしてはいけないと思うしね?
その後、真面目に午前の授業を受けきり昼休みになり
「やぁカナリア、学食に行きたいのだけれど 案内をお願い出来ないかな?」
「構いませんよ、ヘンリさん」
足音もなくヘンリが僕の隣に現れて話しかけて来たので、学食への案内を了承する
どうせ僕も学食へ行くしね?
そんなわけで、興味津々な様子のニナとハジメの視線を背中に浴びつつヘンリに軽く施設案内をしながら学食へと向かう
普段は お弁当を持って来たりするのだけど、今日は連休明けで気分が乗らなかったので学食にしようと思っていたわけだけど、相変わらず 金持ち学校らしい清潔で煌びやか?な学食に到着し
「此処が
「なるほど、色々と便利だね?」
「そうですね」
僕はヘンリに券売機の使い方を教えると、彼女は そんな事を言うので同意する
学生証にはマイクロチップが埋め込まれていて、軽く読み取り機に翳すだけで情報を照会出来る優れ物だ
斑鳩は金持ち学校なだけあって多種多様なメニューがあるのだが、多種多様過ぎて僕達生徒が名前や見た目だけでアレルギー食品や禁忌食品が入っているか判断出来ない事が多々ある為、導入されているシステムな訳だ
入学の時に提出する書類を記入したり病院で検査するのは少し面倒だけど、これは後々 自分の為になるから頑張って書いた覚えがある
まぁ僕はアレルギーも何も無い健康優良児だった訳だけどね?
そんなこんなで選び放題な僕とヘンリは美味しそうな料理の食券を複数購入して、カウンターへ向かい
「此処で食券を出して、アチラで受け取ります」
「なるほど なるほど」
「ヘンリエッタちゃんも、カナリアちゃんに劣らず食べるんだね〜」
「これだけ食べて、そのスタイルを維持してるのは羨ましい」
僕達に追走してきたニナとハジメが僕と同量ぐらいカウンターに出した食券の枚数を見て言ってくる
いけない、いけない 自分の感覚でヘンリにしては少ないなー と思っていたけど、一般女子的には多かった事を失念していた
そんな珍事が起こりながらも、僕達の昼食が提供されたので、お盆を持って4人掛けの席を確保すると、テーブルの上が料理で満載になった 少し頼みすぎたかな?
でも、仕方ないよね? 美味しい物はいっぱい食べたいし
1人で勝手に自己完結しながら、ニナとハジメの到着を待っていると2人が それぞれの昼食を持って着席する
さて、この後 ニナがヘンリへ質問攻めを行うと思うけど、ヘンリは大丈夫かな?
変装した上に偽名まで使っているから、リューネ現国王の王妹である事は明かさないとは思うけど、ニナの話術に惑わされたりしないと良いな、いや 本当に