前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
リーゼがヘンリの腕を掴み逃走を阻止し、着席させて仕事の話(仮)をしてフルダイブ用筐体をリーゼから貰い、それを収納魔法へ収納しておく、絶対に高額だろうからね?
「あのカルフィナボート2に直接関係は無い質問なんですけど、筐体って幾らぐらいですか?」
「筐体の価格ですか? 最初期型は日本円で10万円ぐらいになりそうですね」
「10万・・・10万円か・・・」
僕はリーゼへ筐体の値段を尋ねると、彼女は嫌がる様子もなく質問に答えてくれる
僕は そう言うのはあまり詳しくないけれど、ゲーム機で10万円は少々高く感じる、もしかしたら僕が知らないだけで安い方かも知れないけれどね?
「今後は改良も進むと思うので、徐々に価格を下げられる筈です」
「そうですか? 期待しておきます」
「はい」
僕の思考を読んだリーゼの この先の話に相槌を打つ
彼女の様子を見る限り、筐体は売れると確信している事は間違いない、何故ならカルフィナボート2をリリースすれば爆発的に売れると確信しているのだろう
多分、僕以外にもクローズテストを依頼しているだろうし、オープンβテストを行う日も そう遠くないかも知れない
これは俄然楽しみになってきたな
「さて、これで私の用件の半分は済みました。次はヘンリ? 貴女の・・・」
「姉様 ぼく そろそろ行くね?」
「逃しませんよ、ヘンリ」
「放せー」
仕事の話(仮)が終了した事をリーゼが告げ、ヘンリへ何かを話そうとした瞬間、ヘンリが逃走を計るが 文字通り一瞬で捕まり椅子に強制着席させられる、強い
「さてヘンリ? 貴女は・・・いえ、貴女達は何をしているのです? グンジョウお兄様、頭が痛そうにしていましたよ?」
「なんのことかなー ぼく には サッパリだー」
「おや? 私の口から指摘した方が良かったですか? 長くなりますよ?」
「うへーー」
椅子へ強制着席させられたヘンリは、リーゼの妙に圧の有る微笑みを受け見るからに大人しくなる、自由人のヘンリでも姉には頭が上がらない様だ
そんなヘンリはリーゼからの質問? 小言? に対して、あからさまに目を泳がせながら、誰が聞いても分かる棒読みで答え、リーゼに詰められる 凄い圧だなぁ
「貴女が そう言う態度ならば仕方ありません、私も手加減をせずに お説教を始めるだけです」
「ちょちょちょ、なんで ぼく だけ? マリアも同罪だよね? 姉様!!」
「えぇ、そうですね? だから なんです?」
「くぅーん」
何とか説教を回避しようとするヘンリは、回避不能と悟った様でマリアを道連れにしようとするが、バッサリと両断されてしまい シオシオし始める、可哀想に
「良いですかヘンリ、貴女はリューネ国王王妹である前に 成人した大人なのですよ? カナリアさんの様な幼子の見本へとならなければいけない責務があるのです、分かっていますか?」
「・・・あのリーゼさん? 僕は明日で17歳の女子高校生です」
「そうでしたか、すみません」
「姉様、ぼく も17歳240ヶ月の女子高校生だよ!」
「おや? まだ
「姉様? 目が怖いよ? 」
最早 予定調和の如く 僕を幼女扱いするリーゼに訂正を入れると彼女は反省する様子もなくニコニコしたまま謝罪をしてくる、もしかして分かっててやってる?
僕とリーゼの やり取りに便乗して回避を画策したヘンリは、火に油を注ぎ入れる結果となり、これはヘンリが真っ白な灰の様になるまで説教が続く事が確定してしまった
「あの・・・ヘンリさんが色々とした理由は、僕の為 なので情状酌量の余地を」
「カナリアさんの為、それも確かにあるでしょうが・・・やると決めたのはヘンリ自身の意志です、ヘンリは精神異常無効のスキルを有していますしね?」
とりあえず僕にも原因の一端があると思い、リーゼへ言うが梨の礫で全く効果がなかった、すまないヘンリ