前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ヘンリがリーゼに詰められる事件の一端は僕にあったので、どうにかヘンリを助けようとしたが、梨の礫で全く効果がなくヘンリを救う事は出来なかった、無念
因みに、ヘンリを約3時間説教しシオシオヘンリを仕上げたリーゼは、ステラ・アークに併設されているマリアのアトリエに乗り込み、マリアへの説教を開始した、体力が凄い
そんな訳で無事ヘンリとマリアを救う事の出来なかった僕は、ケラケラ笑う渚と苦笑する紗夜と軽く雑談をしてから帰宅した
そんなこんなで翌日も登校してシオシオ ヘンリに作り置きしていたベーコン(塊)をあげて復活させ、ニナやハジメと雑談をしたり授業を受けて放課後になりヘンリと共に校門へ向かうと、紗夜に後ろから脇の下に手を入れられて抱き上げられ相変わらず高そうな黒塗りの車に乗車し、
それから若宮ギルド正面入り口前に停車した車から下車すると、紗夜に再び抱き上げられ事務所へ運搬される、まぁこう言う日も有るよね?
「あぁお嬢 お帰りなさい、準備は出来てますよ・・・くっ羨ましい」
「ありがとう
「うっす」
相変わらず仕事が出来る渚は、僕を抱き上げている紗夜を羨ましそうにしていて、そんな会話をする
あれかな? 働き過ぎて腰が弱ってありヘルニアだったりするのかな? 渚は・・・分からないな、うん
「渚さん、これ飲んで静養して下さい。気休め程度かもですが」
「ありがとうカナリアちゃん、嬉しいよ」
「良かったわね、渚」
「はい」
それから僕は
「もう少しで時間ね、各員 最終チェックを」
「僕の方は大丈夫そうです」
「ぼく は今からチェックするから、少し待ってて欲しい」
紗夜はザ・お嬢様な私服を着て紙袋を被り入室してきてスタッフに指示を出し 僕の右側に座り、ヘンリも制服から落ち着いた雰囲気の私服に着替えて髪の色も薄ピンクから蒼髪に戻っていて、左側へ座る
「去年はスタッフの数も渚さん1人で設営も1人で全てやってくれていたのに、今年は何十倍にも増えましたね」
「そうね、これで渚も長期休暇を取らせられるわ」
「北海道1周出来るぐらい休ませると良いと思います」
「そうね・・・あとで渚と相談する事にしましょう」
「はい」
忙しなく動く設営班・撮影班スタッフを見つつ紗夜へ言うと、頷き渚を休ませる算段がついた事を口にしたので、本当 長期休暇を取らせるべきだとと思い言うと、僕の予想以上に紗夜は前向きに検討してくれる様で、渚と相談する旨を口にする
「北海道1周で思い出しましたけど、モトブログ計画は どうします?」
「貴女に任せるわよ? したければしたら良いし」
「え? スケジュールとかあるじゃないですか?」
「それを調整するのが私達 運営の仕事よ? 任せなさい」
「流石はサヤー」
いつだったか紗夜と話したモトブログ計画を思い出して どうするか尋ねると、好きにして良いと言われ少し心配を口にすると なんとも頼りになる言葉を言い切る、本当に頼もしい
そんな紗夜の言葉にヘンリは やや棒読み調に紗夜を褒めてパチパチと拍手する
「ありがとうヘンリさん、貴女は もう少し早く予定を提出して頂戴ね?」
「ごめんて〜」
「次から気をつけてくれれば構わないわ」
「うぃー」
何というか、僕に対する甘い対応とは反対に、ヘンリへの反応が少々 キツい気がするが、多分気のせいではなさそうだ、うん