前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
それから程なくして最終チェックが終わり、待機画面から配信画面に切り替わるのを確認し
「皆さん ごきげんよう、ステラ・アーク0期生 カナリアです」
「ステラ・アークCEOよ」
「やぁみんな、ぼく だよ」
「視聴者諸君、今年も主の背を預かるワカモだ」
【はじまった】
【はじまた】
【きたー】
【待ってた】
いつもの様にライブ配信開始の口上を述べると、目で追うのが難しい速度でコメントが流れていく
「本日は、1年ぶりのカナリアちゃん生誕祭を行っていくわ、視聴者の皆んな準備は良いかしら?」
【勿論だぜ】
【カナリアチャンネル視聴者に準備出来てない奴なんて、いねーよなぁ?!】
【大天使カナリアちゃん生誕を祝福せよ】
【待ってたんだ、この時を!!】
去年と同じ様に
毎回の事だけど、かろうじて読めたコメントを見るに 何かハイテンションな視聴者が多いな、うん
「準備は良いようね? それじゃぁカナリアちゃん生誕祭配信の始まりよ」
「開幕だよ」
【いぇー】
【カナリアちゃんを崇めよ】
【カナリアちゃんは今日も〜?】
【可愛い〜】
【可愛い〜】
【可愛い〜】
主役?の僕を置き去りに、紗夜の開始宣言に呼応して大騒ぎする視聴者を見て、なんか元気だし喜んでくれていて嬉しく思う
「では改めて、カナリアちゃん お誕生日おめでとう」
「カナリア、おめでとう」
「ありがとうございます CEO、ヘンリさん」
【おめでとうカナリアちゃん】
【今年でレベル幾つになったんやー?】
【おめでとうやで、カナリアちゃん】
【ハピバやでカナリアちゃん】
紗夜とヘンリに祝福され、お礼を言うと視聴者も僕を祝福するコメントが流れてくるのが見える、みんな優しい
「視聴者のみなさんもありがとうございます、今年で17歳になりました」
「こんなに可愛い17歳 女子高校生が居て良いのかしらね?」
「かわいいはせいぎ、だから許される」
「何を言っているんですか? CEO?」
【相変わらず高校生に見えない件についてw】
【来年 中学受験とか言われても違和感ないw】
【カナリアちゃんガチトーンやんけw】
【最近カナリアちゃんも訓練されてきたのか、CEOに容赦無くなってきた気がするw】
【その中でブレないヘンリ姫w】
読む事が出来たコメントに答えると、紗夜がよく分からない事を言ったので、思わず脳死の言葉が出てしまったが 特に気にしている様子はなく、ヘンリはヘンリでマイペースに喋っているし、ワカモはマイクに乗らない声量でカラカラ笑っている
「そう言う訳で奇跡の女子高校生カナリアちゃんの生誕を祝う貢ぎ物がステラ・アーク宛に沢山届いているので、今朝届いた物まではバックアップ担当スタッフ総出で選別してあるから、お披露目を始めましょう まぁ目録と画像データになるけれど」
「貢ぎ物て」
「ここだけの話、去年より多いってスタッフが言ってたよ」
「えぇ?」
【どういう訳だw】
【そうだけど、もう少し言い方w】
【そりゃぁ去年より増えるだろうよw】
【去年よりチャンネル登録者数が数十倍以上だしね?w】
紗夜の言葉に軽くツッコミを入れたが流されてしまい、彼女がパチンと指を鳴らすと、紙袋ヘッドの冬彩が ソコソコ分厚いノート状の物を持ってきて、僕達に配る
最初のページを開き見て、すぐにパラパラとページをめくり
「ちょ、ちょっと待って下さい。 この目録? に書かれている品目が全て僕宛のプレゼントなんですか?」
「そうよ? 見やすい様に 1ページに20品まで記載してあるわね?」
「あ、あの・・・両面印刷でページ数が10とか20とかじゃなくて、50ページはありそうなんですけど?」
「そうね? 」
「そうね?!」
「よしよーし」
【あらら、カナリアちゃんが壊れちゃったw】
【去年の倍とかのレベルじゃない模様w】
【どさくさに紛れて頭を撫で始めるヘンリ姫w】
【まぁ3桁万人いりゃぁね?】
目録ノートにビッシリと品名が書かれていたので、紗夜に尋ねると 何を驚くのかしら? みたいな雰囲気で返されてしまい、困惑する
多いよ〜