前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
双子の謎を感じつつ配信後の片付けとかをしていると、
それから双子の拠点は どうするのか尋ねると、どうやら知らなかったのは僕だけだった様で、元々 鷹樹と雀晴が使っていた部屋に寝泊まりすると聞かされ、納得する
そんなこんなで大騒ぎの誕生日を超え、週末になり僕はステラ・アークの第1撮影部屋に設置された簡易ベッドに座り配信の準備をしている
「初期設定するのが少し手間ですね」
「ゲーム機とかPCなんて、そんなもんだよカナリアちゃん」
「それもそうですね」
渚と他愛無い会話をしながら スマホに専用アプリをダウンロードしてWi-Fi接続設定をしたり使用言語設定をしたり色々と初期設定をしてから、ヘッドギア型の筐体にカルフィナボード2のソフトを挿入してから 被り簡易ベッドに横になり
「フルダイブ、スタート」
「グットラック」
キュゥゥンと電子音が流れ、一瞬身体のチカラが抜ける様な感覚を感じ目の前にカルフィナボート2のスタート画面が視界いっぱいに広がり、よく分からない空間に立っていたので、変な感覚だ
「これがフルダイブかぁ」
『初期アバターはローポリの のっぺら坊だから違和感あると思うけど、正常だから安心してね』
「え? あ、はい 」
姿は見えず、空から聞こえる渚の説明と灰色の初期アバターに困惑してしまったが、撮影中なので先に進める事にする
『それじゃゲームスタートしてキャラクリを始めて貰えるかな?』
「分かりました」
渚の指示に従い空中に浮遊しているポップアップのスタートを押しゲームを開始すると、キャラクリが始まる
「あの・・・なんか用意されてるんですけど?」
『えーっと・・・うん、リーゼさんからのプレゼント? みたいだね』
「なんか、ヒラヒラなんですが?」
『魔法少女とかアイドルっぽいねぇ〜』
少し面倒だなぁと思いながらアバター 一覧を見ると明らかに僕を精巧に再現した物があり、見た目だけは豪華な装備を装着していたので渚に聞くと、カラカラ笑いながら答えてくれる
なるほど、リーゼも母と同じタイプの人間だったのか、なら仕方ない うん 仕方ない
折角 用意して貰ったしキャラクリの手間が省けたのでキャラネームを入力し、メイン職業とサブ職業を選択する画面? へ移行する
「えーっと最初に選べるのは下級職の 剣士・武闘家・魔法使い・僧侶・盗賊・遊び人の7種類からか・・・無難に剣士にしようかな? 遊び人とか得物が何かよく分からないし」
『剣士は こう言う時の定番だね、結構バランスが良い傾向にあるし』
「ですね」
メイン職業を剣士に決める、リアルだとコンパクト軽量ボディの弊害で色々と不利な事が多いから選ばないけど、折角のゲームだから普段は選ばない事をしたくなったのである
それに大剣はロマンだよね?
そんな訳でメイン武装に大剣を選択してみるとテンションも上がってくるが
「切先が地面にめり込んでいるからダメか・・・両手剣にしよう」
『ステータス的にも回避型のカナリアちゃんには大剣は向かないね』
「ステータス、ですか?」
『カルフィナボート2はステータスにポイントを振らないと武器・防具が装備出来ないんだよ? 』
「なるほど」
渚の説明を聞いて 今、僕が両手剣を持てているのは設定画面だからな事に気付き推奨振り分けを参照して少し考える
1〜2ポイントでの誤差は微々たるモノではあるが、慎重に振る必要がありそうだ・・・いや、自分がどう言うスタイルが適しているか分からないから振るのが難しいのもある、かも?
まぁ僕は回避型の癖がついているから、両手剣を使うけど防御より回避力を優先しよう、そうなると武器重量の方は持てるギリギリか少し上回るぐらいが良いかな?