前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ネトゲ初心者ながら色々考えながらポイントを振り分けて最低限戦えそうにする
「次はサブ職業か・・・えっと〜鍛治師・調理師・調剤師・錬金術師・符術師の5個か」
『それぞれ特性があるから、よく吟味する事をオススメするよ。カナリアちゃん』
「そうですね、説明を良く読んで起きます」
サブ職業5個を呟くと
サブ職業はステータスへの直接的効果は無い様だが、間接的には影響を受ける様だ
例えば、鍛治師はメイン職業で使用する武器・防具等の武具を作製する事ができ、武具に追加能力である攻撃力上昇◯%とか防御力◯%上昇とか そう言う物が付与できる
その為、間接的にステータスが上昇する事になる訳だ
だからこそサブ職業の それぞれの特性を加味して選択する必要がある
あとで付け替える事も可能だけど、1度に使用できるのは1つだし、メイン職業と違って 今のところ上位職の様に複数の職業の技能を使える複合職も存在しない
「錬金術師・・・いや、鍛治師かな・・・よし、鍛治師にしよう」
僕は吟味に吟味を重ねてサブ職業を選択し、ふと種族の欄がある事に気付く
「あれ? 種族も選択出来るんですね?」
『アバター作成の時にカナリアちゃんがリーゼさんのデータパックを使ったからスキップされたんだね』
「なるほど、種族は・・・ヒューマン・ワーウルフ・エルフ・ダークエルフ・ダンピール・ケットシー・ドワーフ・ドラゴニュートの8種類、僕の種族は天使(ヒューマン) と・・・リーゼさん、何考え出るんでしょう?」
『カナリアちゃんは天使だから仕方ないね』
「は、はぁ・・・」
とりあえず種族を変更するつもりは無いが、撮影なのである程度は確認しておいた方がいいと思い確認すると、明らかに悪ノリした痕跡を見つけてしまい、なんとも言えない気持ちになる
『カナリアちゃんが天使である事は変えられない事実だから置いておいて 先に進もうか、この後はチュートリアルが控えているしね』
「あ、はい」
なんやかんや時間は掛かったがキャラクリ フェイズを終えて完了のボタンを押すとキラキラと輝く七色の光に包まれ、気付くと街中の広場らしき場所に立っていた
「広場・・・ですかね?」
『初期リスポーン位置だね、ネトゲとかに良くあるやつ。周りの人はNPCだね? ネームタグ見えないし』
「そう言う仕様なんですね」
『そうみたい、さぁ冒険の第1歩を踏み出そう』
「はい」
そんな会話を渚とすると、表示枠がポップアップしてチュートリアルを開始しますか? イエス/ノー が表示されたのでイエスを押す
するとガイドビーコン?が現れ目的地まで50mと表記され、僕は それに従い目的地へ向かう
広場に隣接する様に立っている冒険者ギルドなる建物へ侵入して受付の女性NPCへ話しかける
「ようこそ 冒険者ギルド東京店へ ・・・あら? 貴女が新しい冒険者さんですか?」
「はい、そうですね」
「分かりました、ではコチラが冒険者の証になります。まずは駆け出しですが、頑張って下さいね? 分からない事が有れば いつでも職員に尋ねてください、答えられる事には答えさせていただきますので」
「わかりました」
なんとも受付の女性NPCは 本当にAIで再現された存在とは思えない動きで、僕は少し困惑してしまう
これは正式リリースされたら、絶対に売れるだろうな・・・この全く違う世界へ生きながらに転生した様な感覚を味わえるならば、筐体代+カルフィナボート2のソフト代である約10万円を出す価値がある
下手なPCゲームよりやりたくなる事 必至だ、間違いない
ゲームに全く興味を持っていない僕でさえ、今 少し興奮を覚えているぐらいのクオリティ、これは空前絶後の大ヒットするに違いない