前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ホワイトローズを掲げてみたりして自己満足した後に戦闘以外のチュートリアルも済ませて撮影を完了し、カルフィナボート2をログアウトすると 少し身体がダルい感覚を感じる
「お疲れ様、カナリアちゃん」
「ありがとうございます、
僕は簡易ベッドから起き上がり座る体勢になってから筐体を外し横に置いて、渚へ返答すると
「疲れた?」
「初めてのフルダイブだからか、少し身体がダルいです」
「あー多分、慣れないフルダイブの影響かもね」
「なるほど」
「休憩スペースで少し休んでから帰ると良いよ、片付けは私達スタッフでしておくから」
「ありがとうございます」
渚と軽く会話をして、彼女に言われた通り片付けを任せる事にし、お礼を言って僕は第1撮影部屋から出て休憩スペースへ向かい、ドリンクサーバーでアイスココアを入手して、角の席に座り一息つく
あぁ、このすみっこが落ち着く
そう言う訳でスマホでニュースを流し見しながらアイスココアを飲んでいると
「撮影、お疲れ様 カナリアちゃん」
「ありがとうございます、紗夜ちゃん」
アイスコーヒー片手に現れ僕の正面の席に座り労ってくれた紗夜へ スマホを置いて 彼女の顔を見てお礼を言う
なんかニヨニヨしてる気がするなぁ? 気のせいかなぁ?
「なんか機嫌良さそうですね? 何か良い事ありましたか?」
「貴女達の お披露目の日にちが決まったわ」
「・・・お披露目?」
表情が緩い
「そう、アイドル計画が漸く表舞台へ お披露目されるのよ」
「あぁ、アイドル計画ですか。ヘンリさん も戻ってきましたし、そうなりますよね」
「そう言う訳で、貴女達2人にはデュエット曲のレコーディングを始めとした色々をして貰う事になるわ、スケジュールを確認しておいて頂戴」
「分かりました」
今までは表に情報を出さないで準備をしてきたが、いよいよ本格的にアイドル活動をする事になったらしい
とりあえず前に渡されたβ版は覚えたから、ヘンリと合わせてレコーディングすれば大丈夫だろうし、ローレライの変形機能を使えばアイドル衣装も問題無い筈だ
あと問題があるとすれば・・・
「アイドルって何をすれば?」
「基本的には今までと変わらないわね、強いて言えばダンジョン外のイベントとかに出て貰う機会が増えるてかかしら?」
「フリートークとかですか?」
「そうね、でも まぁ カナリアちゃんは個性の塊だし、気負わないで良いわよ? 所詮アイドルは副業な訳だし」
「そんな軽い心構えで良いんですか?」
「問題ないわ」
僕の質問に紗夜は力強く答えるが、なんか かなり緩い気がする と言うか副業アイドルって なかなか強いパワーワードな気がする
「この際 本音を言うけれど、私はカナリアちゃんが 歌って踊っている所が見たいのよ、そして世界中にカナリアちゃんの可愛いを布教したいの!」
「あ、はい」
「でも安心して? 貴女の身は 私が篠原グループの総力を使い 絶対に護ってみせるから」
「いや・・・自分の身は自分で護れるので、大丈夫ですよ?」
「そう? うっかり
「紗夜ちゃん?! 少し落ち着いてください」
なんだかよく分からない方向へ話が走り出し、紗夜の言動が物騒になってきたので、落ち着かせようとするが なんか失敗してる様で紗夜の鼻息が少々荒い
それはそれとして、紗夜の言葉から察するに ヘンリもアイドルをする事になったのは、僕に巻き込まれている感じだな、うん
まぁヘンリは17歳240ヶ月の美少女だし、アイドルをする方が有意義な気もするし、彼女にとっては悪い事ではないかも知れない、多分 メイビー