前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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349. 2回目の緊急出動 3

 

 

 

ワカモに騎乗している お陰で電柱と電線が不定期に揺れているのが見えるから、相当な地震?の筈だが、僕には影響がない ありがとう ワカモ

 

 

「主!!」

 

「嘘でしょ??!」

 

 

遠くからダンジョンボスと思われる咆哮が聞こえ、電柱と電線が揺れているのが見え、これは相当な大きさだな とか思いつつダンジョンボスが居るであろう方向へ向くと、空から乗用車が降ってくるのが見えたので、慌てて障壁を展開して直撃を避ける

 

 

「まさか、ダンジョンボスの仕業?」

 

「おそらくな、これは厄介だな」

 

乗用車の他にもコンクリートの塊や標識 等が降ってきているのを障壁で遮りながらワカモに移動を一任して身を任せる

 

確かに巨大だとは聞いていたけれど、これを行える程とは予想していなかったので、自分の想定の甘さに少し憤りを感じてしまう

 

 

「にしても、モンスターが1匹も居ないのは 少し気持ち悪いね」

 

「そうだな? とはいえ、平日の昼なだけあって遭難者は居ないのがせめてもの救いだな」

 

「そうだね」

 

 

ワカモは華麗に障害物を避けながら僕の呟きに答えてくれたので、同意する

 

僕達が駆け抜けている突発性ダンジョンは、いわゆる高級住宅街と呼ばれるエリアではあるが、平日の昼間の為か 在宅していた人が少ない様で 僕の反響定位とワカモの感知網に反応が無い

 

これは僕達の行動が無駄足になるかも知れないけど、単純に負傷者が減る事だから、とても良い事だ

 

災害の為に準備した装備を使わない事が、最良の結果だからね

 

 

「それに・・・このコンクリート片とか金属片が降り注ぐ中で遭難者を避難させるのは、かなり骨が折れそうだね」

 

「顕現出来る時間が減る故、あまり使いたく無いが 吾が転移門を作れる、それを使えば避難は可能だ」

 

「君って、隠し球を沢山持っているね?」

 

「女とは108の秘密を抱いているモノだからな」

 

「それ、煩悩の数じゃ?」

 

「ははは、気付かれてしまったか」

 

 

ワカモが また僕の知らない隠し球を暴露したので、揶揄う様に言う誤魔化す様な事を口にしたので指摘するとカラカラと笑い、悪びれる事もなく言う

 

やはり1000年以上 修行をしたりしたら寛大で愉快な性格になるのだろうか?

 

まぁワカモは悪い事をしないし、構わないけどね?

 

僕もワカモに話して無い秘密とか幾つもあるし?

 

 

そんなこんなで、目的地の入り口とは逆のエリアに到着し反響定位の索敵範囲を最大にして集中し

 

 

「・・・奇跡的に遭難者は居ないみたいだね」

 

「そうだな」

 

「ワカモ、あの三階建ての建物に登って貰える?」

 

「承知した」

 

 

遭難者が居ない事に、一先ず安心してワカモにお願いして近くの三階建ての建物に登って貰うと、彼女は一気に跳躍して建物の壁へ着地すると、そのまま走り駆け上る、どんな理屈かな? いや、考えるまでもなく魔法だろうけどね? うん

 

 

「うわぁ・・・怪獣映画かな?」

 

蒲田(かまた)くん よりは しっかりとしているな?」

 

「蒲田くん?」

 

「独り言だ、気にしないでくれ」

 

「そう? 分かった」

 

 

三階建ての建物の屋上から、ダンジョンの中心部にいると予想したダンジョンボスの姿を見て 軽く引きながら呟くと、ワカモが そんな事を言ったので聞き返すと、誤魔化されてしまったので追求は断念する

 

 

にしても、あのダンジョンボスは恐竜型?と言えばいいのかな?

 

体高は50m以上はありそうな感じで、ゴジラと言うよりはイビルジョーに近い見た目をしている

 

今のところ、口から火を吹いたり ビームを吐いたりはしていない様子だけど、暴れ回って中心部の建物は殆ど倒壊全損している様だ

 

 

そんなダンジョンボスへ様々な魔法や物理攻撃が繰り返し浴びせられているが、僕の目にはダメージは微々たるもので イタズラに怒りを貯めている様に見受けられてしまう

 

 

前回の様に超火力で殲滅出来る魔導師がいるなら時間稼ぎとしては満点だと思うが、残念ながら我が母はベルカへ出張中なので 現場の力でどうにかしないといけない訳だ

 

これは目立つの覚悟で大規模な魔法を使う必要がありそうだなぁ、うん

 

 

 

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