前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな 他愛ないありふれた平穏な幸せをシリアルバーを噛み締めながら堪能し、説教を満足したハジメに配慮されたり抱擁されたり、いつの間にか現れていたシホやミコトに撫で回されたりする、シリアルバー美味しい
そんな感じでワチャワチャしていると、鐘が鳴り授業の始まりを告げる
あぁ幸せだなぁ
それから平穏な日常を満喫して放課後になり、ニナとハジメが遊びに誘ってくれたが、先約があると断りを入れて 僕はヘンリと2ケツして若宮ギルドへと愛車を走らせ、安定の20分程度で到着し とある事に気付く
「・・・医務室は 何処だろう?」
「医務室? 超絶健康優良児のカナリアが医務室に用事があるの?」
「今朝、健康診断するから来い(意訳)とメッセージが届いたので・・・」
「あぁ、昨日のアレが原因だね? なるほど なるほど」
僕は若宮ギルドの入り口エントランスに入り、そんな呟きをしながら 施設案内版を見ながら医務室の場所を探すと、ヘンリに 訝しまれたので理由を話すと、答えに辿り着いてしまう、凄いなぁ
そんな訳で思ったより、転移門の近くに医務室があったので そちらへ向かって歩き始めると、ヘンリがついてくる
「ヘンリさん も医務室に用事が?」
「用はないけど、君が迷子にならないか心配だから」
「さすがに なりませんよ?」
そんな他愛ない会話をしつつ医務室へ向かい、開けっぱなしの扉から中を覗くと、30歳前後の黒髪の長髪をうなじ辺りで結って右側から前面へ流し椅子に座り腕を組んで居眠りをしている白衣を来た男性の姿が見える
「あ、あのー・・・」
「来たか、待ってたぞ?
「はい!」
「ケーネ先生、あまりカナリアを驚かさないで」
「ははは、すまん すまん・・・痛っっ 分かった、俺が悪かったから二の腕に噛みつくなヘンリ、いや 本当ごめんて!!」
恐る恐る医務室に入り声をかけると、彼は寝たフリをしていた様で カッと目を開けて僕をフルネームで呼んだので、驚いてしまい大きな声で返事をしてしまう
その様子を見ていたヘンリが彼・・・ケーネ先生へ苦言を呈するが、全く悪びれる様子が無く、それを見たヘンリはケーネ先生の右の二の腕を白衣の上から噛みつき、彼は謝罪を口にする
アレ? なんか白衣に赤いシミが出来てきてる様な? うん 気のせいだよね? メイビー
「痛えぇ痛えぇよぅ」
「先生、三文芝居は良いから仕事して」
「ヘンリ、お前・・・痛いモノは痛いんだぞ?!!」
「良いから、それとも次は首をやろうか?」
「よーし、よく来たな五月七日、健診を始めよう」
「あ、はい」
普通に痛そうにしているケーネ先生に塩対応な無慈悲な言葉をヘンリは口に付いた赤い液体を拭いながら言う、アレ?いつの間にケチャップなんて舐めたんだろう? あれれ? おかしいなぁ〜
そんな具合に現実逃避していると、ヘンリに脅されたケーネ先生が真面目な表情になり、僕へ話しかけてきたので返事を返す
「んじゃ まず 自己紹介から 俺は
「えっと・・・五月七日 カナリアです、よろしくお願いします?」
「おー よろしく、まぁよろしくしないのが1番だけどな? 」
ケイネ先生は仕事スイッチを入れた様で、先程とは打って変わり真面目な表情で名乗る
要 刑音、僕の知る限り 今 世界で1番 有名な転生者であり、暫定 世界最強の転生者であり、世界最高位の総合医師
真偽不明ではあるが、彼は自身が担当した患者を死なせた事が無いらしい
そんな超絶大物を目の前にして、僕は柄にも無く少し緊張している
それを見透かしてか、彼は 冗談を言って僕を和ませようとしてくれている、助かる
色々と疎い僕でも知っている超有名人の彼は悪い話を聞かないので、とりあえずは信用して、検査をしてもらおうと思う