前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんというか、ケイネ先生は気さくな雰囲気を纏っているのは、多分 患者を萎縮させない為なのだろう、多分
そんな感想を抱いていると
「あー・・・ヘンリ、帰っていいぞ? ぶっちゃけ 邪魔」
「ケーネ先生は信用しているけど、チャランポランだから信頼してない、だから監視する」
「へーへー そーでっか、ワロス ワロス」
ケイネ先生は、僕の後ろで腕組み後方保護者をしているヘンリに容赦ない言葉を言い放つが、ヘンリは毛ほども動じずに言い返す
なんだか仲良いな、この2人
「時間は有限だし、面倒は早く済ませたいよな? さっさと済ませちまおうな? 」
「はは・・・はい」
なんとも答え難い事をケイネ先生が言ったので、愛想笑いで返しておく
「とりあえず採血からな? あー・・・注射 平気?」
「平気ですよ? 」
「そうか、偉いな」
「あの・・・僕、高校生です」
「え? 知ってるけど?」
「えぇ・・・」
なんか注射で褒められたので、また幼女扱いされてると思いケイネ先生へ高校生だと伝えると、キョトンとされ言われてしまい少し困惑する
そんなこんな困惑していると、採血道具を持ったケイネ先生が奥の方から現れ、目の前に座ったケイネ先生に渡して奥へ戻っていくのを二度見してしまう
アレ? 今 絶対に2人いたよね? え?
「双子?」
「アレも俺だし、コレも俺、分身体って奴だな」
「分身体・・・僕が知る限りでは超超高等魔法の筈なんですが?」
「そうなん? 俺のは魔法じゃなくてスキルだからなぁ〜 よく分からん」
「えぇぇ・・・」
二度見して訝しんでいる僕を見てケイネ先生は、採血の準備をしながら説明?をしてくれるが、僕の理解を超えていて何も言えなくなってしまう
「カナリア、ケーネ先生を人間の物差しで測っちゃダメだよ?」
「分かりました」
「ひでーな〜 俺を人外の化け物みたいに言いやがったって、俺の肉を散々食ってきた奴がよく言うよ 全く」
「えぇ?!」
「先生は人間じゃない、だからノーカン。それに人間は不味いから食べない」
ヘンリの人権を無視した様な物言いに返事をすると、ケイネ先生はヘラヘラと特に傷付いた様子もなく、衝撃的な事を口走り驚愕してしまい思わず大きな声が出てしまう
そんな僕を全く気にした様子もなく、ヘンリがケイネ先生へと口答えをするが、なんかズレている気がする
「へいへい そーだよ、俺は人間じゃないから 基本的人権は存在しないんだよな、分かってるって・・・そういや、健診の理由言ったっけ? 俺」
「い、いえ・・・聞いてない、です」
「そっか そっか、すまねぇ 今回 健診する理由だけどさ? 昨日 お前さん 結構メチャクチャな事をしたじゃん? あんなん儀式系魔法を単身で行使したら常人なら死んでるんだよ、んでお前さんが転生者でクソ頑丈とはいえ異変があったら可哀想だし、子供大好きウーマンの遺言は守らねーとさ、化けてでたら俺じゃ太刀打ち出来ないからな、うん」
「化けて出た おばさん は絶対に強い」
なんともコメントし難い事を口走りながらケイネ先生は僕へ質問をしてきて 素直に答えると、今回の健康診断の理由を説明してくれるが、少し早口な上に 色々と起こり過ぎていて内容がイマイチ入ってこない中、腕出せとジェスチャーされたので、右腕を出すと手早くアルコール消毒して無痛で注射針を刺されて採血され、ケイネ先生が針を抜いた後に ひと撫ですると患部が治癒されていた、流石に手慣れているなぁ
ケイネ先生は採血を検査容器に入れて、再び奥から現れたケイネ先生に手渡してから僕の方を向き
「次はCTでも撮るか」
「はい」
「金属類は、このカゴに入れてくれ。あとヘンリは帰って良いぞ? 邪魔だから」
「分かりました」
「いやー」
僕は先生から小さなカゴを渡され、そこに金属類を入れる様に言われたので入れて行きつつ思う
やっぱり、2人は仲良いなぁ