前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
昼食を食べお腹を落ち着けた後の昼下がり? 僕は
『通信感度良好、映像 及び 音声受信問題無し・・・先輩、始めて良いっすよ』
「了解、始めるぞ? カナリア」
「分かった」
座学編の時から ずっと聖女フォームでローレライは展開済みなので、フロッティを待機状態を解除して背中に納刀して、鷹樹に返事をし僕担当のカメラドローン2号を見据える
「動画を視聴してくれたみんな、ありがとう。ステラ・アーク所属 鷹樹と」
「同じく ステラ・アーク所属、カナリアです」
開始の口上も3回目となれば慣れてきてスムーズに鷹樹の口上に続く事が出来た、人間って意外と成長が早いなぁ
「初回と前回で座学編、今回から実践編をやっていく、引き継ぎ俺が先生役、カナリアが生徒役で進めて行くから そのつもりでいてくれ」
「今回もよろしくお願いします」
鷹樹の言葉に軽く頭を下げて言い、鷹樹の進行に従う
「前回の座学編で話したクラス関連を引き続き説明して行こうと思う、クラスには高確率でクラススキルという技能が付与される」
「高確率なんですか?」
「あぁ高確率だ、例えばクラス戦士を獲得していても、得意とするスタイルで取得できるスキルが違ってくる、一撃必殺が得意な奴が居れば、カウンターが得意な奴もいる、その個性に左右される訳だ」
「なるほど」
確かに個々の個性で多様性がある、剣の使い方だってそうだ
手足の長さや身長体重の差、それが有る以上は同じ型は存在しても、全く同じ剣技は存在しない
「それに個々によって取得出来るクラスもマチマチだからな、スキル構成も千差万別だな」
「参考までに、先生のスキル構成はなんですか?」
「今まで散々晒してきてるしな、参考程度にしてくれよ? 俺が保持してるクラスは
「なるほど、ありがとうございます」
「てな訳で、ここから先は実際にスキルを使用して見せる事にする」
そう鷹樹は言い、先導を始める
鷹樹の気配感知は正直 僕も欲しい、何せ有視界戦は体格的にも不利だし、先に敵を見つける事が出来れば、奇襲も出来るし罠も設置出来るかも知れないし
うん、是非とも欲しいな、索敵スキル
「斥候は本当オススメのクラスだから、積極的に取得を目指すと良い、確かカナリアは
「はい、トレンチガンの教習をした時に」
「なら、斥候か狩人のクラス獲得が出来るかもな? 両方 索敵スキル獲得が期待出来るクラスだぞ?」
「そうなんですか?」
「あぁ」
エクストラクラススキルの実証実験の時と同様に獣道を進みながら、鷹樹の解説に耳を傾ける
初心者講座動画であると同時に僕への授業でも有るのだから、真剣に取り組むべきなのである
「お、11時方向 距離70mにスモール・ディアを確認」
「11時方向 距離70mにスモール・ディア、了解」
鷹樹が身を低くし、指を指す方向に頭突きが強そうな鹿を視認し僕も身を屈める
「実は俺の索敵スキルは、そこまで広い範囲を索敵出来ない。何年もレベル上げして、やっと最長100mを超えないぐらいだ」
「あの、その言い方だと もっと広範囲を索敵出来る人が居る様に聞こえるのですが?」
「トッププレイヤーにはゴロゴロいるぞ? 」
「えぇぇ・・・」
鷹樹の説明を聞き、これが鷹樹の謙遜なのか事実なのかが分からないので
「参考までに、先生の知る人で索敵範囲最長は?」
「約3000mだな、ちなみにその人はスナイパーだ」
「3000mって、もはや索敵範囲を超えてるんじゃ?」
「だよな〜」
凄すぎて言葉を失う僕に鷹樹はカラカラと笑う
うん、もう笑うしか無いね